Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

台車

トンネルの向こう側#2

それでは、今回も引き続き、九州からの写真をお届けします。 写真は、19633、若松駅近くに保存されるキューロクです(写真)。国産初の大型SL、大正期を代表する貨物機です。戦時期に満州に多数出征し、そのまま中国の鉄道で使用、「中国鉄道博物館」…

トンネルの向こう側#1

それでは、今回は、九州の写真からお届けします。 ツアーは四国から本州経由で九州へ。それだけのツアーが出来る時期は、限られています。 そして再び海底トンネルを抜け、対岸へ。若松駅です。筑豊本線の起点であり、筑豊の石炭を積み出した場所でもある若…

帰郷

それでは、今回は下松市の保存SLを見ていきたいと思います。 下松市笠戸島の宿泊施設駐車場に、D51 592が保存されます(写真)。同じ下松市の、日立製作所笠戸工場にて製造された機関車、一時九州に移転するも最後は本州に戻り、廃車後生誕地に近い…

何かの縁で#1

それでは、今回からは、西尾市のSLについてお届けします。 写真は、C12 230です(写真)。西尾市の城址公園にて保存されます。 先輪と、シリンダー(写真)。先輪はスポーク車輪です。上部でピストンの前後への蒸気供給を切り替えます。 動輪と、主…

土竜#5

それでは、今回も引き続き、三国峠関連でお届けします。 水上駅北方、旧水上機関区跡地には、D51 745が静態保存されます(写真)。元は上越新幹線上毛高原駅前にあったものを、移設したものです。 シリンダー周り(写真)。逆転機に連なる、ワルシャー…

土竜#4

それでは、今回も引き続き、三国峠関連をお届けします。 昨日のスハフ12 162の、台車(写真)。TR217とされます。軸箱支持は軸バネペデスタル式で、台車は台車枠の下側に梁が渡っています。機関車等の「逆ハ」と同じと思われます。 車重の関係かウ…

土竜#2

それでは、今回は、水上駅、「SLみなかみ」をお届けします。 写真は、牽引機D51 498です(写真)。高崎から水上まで列車牽引後、火床整理等を終えて入換、高崎に帰る準備が整っています。 黒を黒く撮るには、カメラの「露出補正」が必要です。追針式…

土竜#1

それでは、今回からは上越線、三国峠に関連する写真をお届けします。 最初は、水上駅近くの道の駅にて保存される、EF16 28(写真)。勾配区間用に、EF15に回生ブレーキを装備したもので、同機もEF15 31からの改造機です。EF16としては、…

元は兼業#12

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 写真は、長物車、チ11です(写真)。チ12とペアで、短尺レールを運搬します。上部にはレールを載せる台と、レールを吊り上げるクレーンがあります。その後のコキ改造車は車体が魚腹…

元は兼業#11

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けしたいと思います。 写真は、「ロコ1101」です(写真)。戦前形の電機、元は南海電鉄が製造した入換機です。制御方式が直接式らしく本線上ではスピードが遅く、あまり走る機会がなかったよう…

元は兼業#10

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 相前後しますが、今日は、ED31 4です(写真)。これは解体リストには入っておらず、当日車内見学もできるほど調子が良かったようです。 その、台車(写真)。イコライザーは板で、…

元は兼業#9

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 写真は、ED14 2です(写真)。電化草創期の輸入機、米国GE製です。 その、足回り(写真)。同形とは当然同じロットであり、同じです。当時は米国でもこのような台車であったと思…

元は兼業#8

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 写真は、ED31 3、伊那電気鉄道から国鉄に編入され、後に払い下げを受けた電機です。これは、塗装も比較的綺麗です。 その、台車(写真)。戦前形で、軸箱支持はイコライザーになっ…

元は兼業#7

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 写真は、ED14 1です(写真)。ED14の初号機、正面にスノープラウが追加されています。 その、台車(写真)。スポーク車輪に板バネの軸箱支持、これも同じ形態です。 なお、当…

元は兼業#6

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 写真は、ED14 4の隣に並ぶ、ED14 3(写真)。近江鉄道の機関車標準の塗装になっています。 その、台車(写真)。これも4号機と同じくGE製ですので、台車はほぼ同じで、台…

元は兼業#5

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 写真は、ED14 4です(写真)。電化初期に米国GEにて製造された、舶来機です。 近江鉄道でも貨物輸送が減少し休車となった後に、茶色塗装が復元され現在に至りますが、永く再塗装…

元は兼業#4

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 機関車の横に留置される、クハ1310(写真)。近江鉄道では、このようなトレーラーは使用出来ない筈ですので、恐らく部品取り用に使われるものと思われます。 その台車、FS072…

元は兼業#3

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 写真は、ED31 5、これも解体対象で現存しない1両です(写真)。出自は、僚機と同じです。 その、台車(写真)。見て分かるように、同じイコライザー台車ですが、イコライザーの形…

元は兼業#2

それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。 今回は、これも解体対象であった、ED31 2(写真)。これも、永く動いていない様子です。 その、台車(写真)。これも戦前形のイコライザー台車で、昨日のED31 1と同ロットな…

元は兼業#1

それでは、今回からは近江鉄道、彦根のイベントからお届けします。 かつては貨物営業も行っていた近江鉄道が、貨物輸送を終え随分になりますが、遂に昨年電気機関車を解体する決断に至り、その前にお別れイベントが開催されました。 写真は、その解体対象の…

四者四様#11

それでは、今回は東京都交通局、馬込のイベント最終回です。 写真は、5300系の台車です(写真)。東京都の番号ではT-1B、製造の近畿車輛ではKD302とされる台車です。ボルスタレスで、ヨーダンパ等もありません。軸箱支持は、当時の流行、積層ゴ…

四者四様#10

それでは、今回も引き続き、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。 写真は、台車、大江戸線用のもので、東京都の番号はT12-D-V、メーカーの番号はFS545D、住友金属(現「新日鐵住金」)製の台車です(写真)。動力はリニアモーターで台…

四者四様#4

それでは、今回も引き続き、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。 写真は、12-354の、台車(写真)。ボルスタ(揺枕梁)付きの台車、軸箱支持は軸バネペデスタル式の様です。モーターやギヤボックスなどの駆動部が無いことから、小径輪と相俟…

四者四様#2

それでは、今回も引き続き、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。 写真は、E5002の、台車(写真)。ボルスタレス台車で、軸箱支持は軸はり式、これで大江戸線も浅草線も走行出来る性能のようです。 名古屋市営地下鉄も、各線全部仕様が異なり…

小さいながらも#9

それでは、今回も引き続き伊豆箱根鉄道大場のイベントからお届けします。 写真は、恐らく検車中の3000系の台車、住友金属(現「新日鉄住金」)FS372と陽刻が入ります。完全なボルスタ付き台車です。 親会社が西武鉄道であったことから、まさか旧式…

小さいながらも#4

それでは、今回も引き続き、伊豆箱根鉄道大場のイベントからお届けします。 写真は、3010を載せる、仮台車(写真)。ボルスタ(揺れ枕梁)を外さず、その下から本台車を外し、載せています。この部分を外すには、ボルスタアンカから外す必要があり、また…

小さいながらも#2

それでは、今回も引き続き伊豆箱根鉄道大場のイベントからお届けします。 写真は、ED33の、動台車(写真)。やはり戦前の設計、軸箱はイコライザーで支持、車体は重ね板バネで支持しています。現在から見ると、かなりクラッシックな設計になっています。…

On Season

それでは、今回は、秩父鉄道「パレオエクスプレス」からお届けします。 横瀬からの帰り道、国道の踏切が、長く開きません。低速列車なのか、と思うと、瞬時に答えは出ます、間もなく黒い車体が通過していきました。そこでそのまま三峰口まで先回りして、待っ…

過去、現在、未来#17

それでは、今回は、西武鉄道横瀬のイベント、最終回です。 写真は、40000系のT台車、新日鐵住金SS185Tです(写真)。ヨーダンパの無いボルスタレス台車、軸箱支持はモノリンク式です。JRの初期のボルスタレス台車のようです。 アンチローリン…

過去、現在、未来#14

それでは、今回も引き続き、西武鉄道横瀬のイベントからお届けします。 写真は、505、351系とされます(写真)。101系より前の、西武の電車です。片開き3ドアがクラシカルですが、湘南顔の洗練された顔つきは、以降も踏襲されます。 その、台車で…