Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

元本社(2016.10.31)

それでは、今日は、門司港駅前の施設をお届けします。 門司港駅の近くにある、コンクリートのビル(写真)。何の変哲も無いビルですが、これはJR九州にとって重要であった建物です。 明治期の九州鉄道は、門司に本社を構え、その建物は現在「九州鉄道博物…

玄関口(2016.10.30)

それでは、今日は、歴史的名駅舎をお届けします。 写真は、鹿児島本線の起点、門司港駅です(写真)。門司駅として開駅、下関からの関門連絡船乗客が、九州で見る初めての駅でもあります。木造ですが、立派な駅舎、歴史的な建造物でもあります。 しかし、虫…

懐かしの光景(2016.10.29)

それでは、今日は、今はもう見られない駅舎をお届けしたいと思います。 写真は、今は亡き折尾駅の旧駅舎(写真)。「鉄道唱歌」でも、「折尾の右左」と歌われる、明治期からの鉄道立体交差で、平成に入ってもそのままでしたが、筑豊本線が篠栗線とともに「筑…

転用後の末路(2016.10.28)

公園の、水路に渡される、あまり特徴の無い、トラス橋(写真)。こんな橋梁が、一体、何故? このトラス橋は、元は九州鉄道、後の国鉄鹿児島本線の、通称は筑後川とされますが、正式には千歳川に架けられたトラス橋の、1連です。明治23年に完成し、鹿児島…

悲しい遺構#3(2016.10.27)

それでは、今日も、国鉄高千穂線改め「高千穂鉄道」(廃止)の橋梁を見ていきたいと思います。 おそらく第1五ヶ瀬川橋梁でしょう、手前がコンクリートラーメン橋で、中間部(写真左側)が1スパンの上路式トラス橋になっており、これもまた技術魂を揺り動か…

悲しい遺構#2(2016.10.26)

それでは、今回も、国鉄高千穂線、後の「高千穂鉄道」(廃止)の、橋梁を見ていきたいと思います。 今回は、支流に架かるコンクリート橋、コンクリートアーチ橋です(写真)。橋脚と一体に形成された、鉄筋コンクリート製と思われます。 本当に、いろいろな…

悲しい遺構#1(2016.10.25)

それでは、今日から暫くは、高千穂鉄道の橋梁を見ていきたいと思います。 高千穂鉄道の前身である国鉄高千穂線は、何度も渡る五ヶ瀬川のために、幾つもの橋梁が建設されました。それらは、いろいろな橋の試作でもあり、多くの特徴的な橋梁があり、正に「橋の…

元日本一(2016.10.24)

それでは、今日は、元日本一の橋梁をご紹介します。 写真は、国鉄高千穂線、後の「高千穂鉄道」(廃止)高千穂橋梁です(写真)。水面からの高さは日本一の鉄道橋梁でしたが、台風災害により高千穂鉄道が多大な被害を受け、結果廃止となり、同橋梁も使用され…

現在日本一?(2016.10.23)

それでは、今日は、現在鉄道橋梁高さ日本一である、旧国鉄高森線、現「南阿蘇鉄道」、白川第2橋梁をお届けします。 震災から何年も前、同橋梁を捉えるのにベストポイントとされた、県道の橋梁上から同橋梁を眺めます(写真)。こちらも相当高いですが、写真…

隘路(2016.10.22)

それでは、今日は、現役の煉瓦アーチ橋をお届けします。 佐賀県武雄市、佐世保線の、国道35号線を跨ぐ橋梁(写真)。この橋を潜ると、国道は急カーブで西方に向かっています(写真)。本当は武雄から内陸に入り、大村を抜け長崎に入るルートが理想で、旧長…

こちらは現役(2016.10.21)

それでは、今回は、現役の煉瓦橋梁を見ていきたいと思います。 平成筑豊鉄道(へいちく線)田川線、「田川郡赤村」の、内田川橋梁は、煉瓦積みの橋梁です。写真は北側、煉瓦構造物の外側から切石で組まれており、こちらの外面は煉瓦が見えません(写真)。注…

夢の跡(2016.10.20)

それでは、今日は、これも廃線跡というべき遺構をお届けします。 折尾駅、筑豊本線から鹿児島本線に繋がる短絡線に、折尾駅「鷹見口」と駅舎があるわけですが、その南東方に、その構造物があります(写真)。煉瓦のアーチ、そして橋台に、蔦がむしています。…

旧ルート#4(2016.10.19)

それでは、今回は、旧ルート連載の4回目、最終回です。 筑紫野市内、鳥栖筑紫野道路の横を通る道路に、写真のような三連煉瓦アーチ橋があります(写真)。現在、この上は道路が走り、何ら鉄道に関連しないと思われます。しかし、それは違い、この橋梁は旧鹿…

旧ルート#3(2016.10.18)

それでは、今日も、鉄道旧線跡をお届けしたいと思います。 北九州市八幡東区に、写真のような場所があります(写真)。煉瓦アーチと上の土盛り、そしてその上を通る道路。普通の、トンネルのようにも見えます。 北側から眺めた図(写真)。こちら側の煉瓦積…

旧ルート#2(2016.10.17)

それでは、今日は、旧ルート巡りの2回目です。 北九州市、八幡東区の河川に、写真のような煉瓦構造物が突如現れます(写真)。川を渡る煉瓦アーチ橋ですが、前後に何も無く、何のための構造物か分かりません。 これも、昨日と同じく九州鉄道が建設した、元…

旧ルート#1(2016.10.16)

それでは、今日からは、旧線跡の施設を、何回かに分け見ていきたいと思います。 写真は、福岡県遠賀郡岡垣町にある、通称「海老津アーチ」です(写真)。煉瓦で積まれたアーチ構造物が、周囲のみ残っています。 しかし、このアーチは、何故造られたのでしょ…

Diamond(2016.10.15)

それでは、今日は、分岐というか、交差をお届けします。 神戸市、北神急行電鉄の、谷上車庫に、写真のような線路の直角交差があります。いわゆる、「ダイヤモンドクロス」です。神戸市営地下鉄と新神戸で接続し、谷上までの1駅間の同鉄道に、そんな直角交差…

歴史的(2016.10.14)

それでは、今日は、一転、広島電鉄の施設をお届けします。 広電の、千田車庫前に本社があるわけですが、本社の裏に当たる、煉瓦の建物(写真)。雰囲気的に変電所ですが、現在変電所は隣のコンクリートの建物(写真奥)であり、この煉瓦の建物は、運転区、運…

消えゆく交差(2016.10.13)

それでは、今日は、昨日に引き続き阪堺電軌上町線ネタをお届けしたいと思います。 かつて、上町線と阪堺線の交差した電停、住吉。元は複線が交差し、乗り入れで分岐が設けられ、現在はシングルスリップスイッチとなったまま、現存します(写真)。複線と複線…

廃止(2016.10.12)

それでは、今日は、駅舎、正確には廃駅舎をお届けします。 阿倍野を起終点とする阪堺電軌上町線、もう一方の起終点は、南海本線住吉大社駅前にある、住吉公園でした(写真)。現在も駅舎はそのままですが、実際の運用が車庫の我孫子道から入る必要があり、ま…

足回り(2016.10.11)

それでは、今日は、構造物でも、車両構造物をお届けします。 写真は、「みさき公園」にて展示される、住友金属製の台車です(写真)。FS355のようです。この台車は、構造から、通称「ミンデン台車」と呼ばれます。旧西ドイツの車両研究所がミンデンにあ…

メインルートから外れて(2016.10.7)

それでは、今日は、名鉄の終着駅をお届けしたいと思います。 かつての五街道、中山道の宿場町であった、御嵩宿。明治期、幹線鉄道は中山道ルートでの建設が計画されますが、あまりの困難さのために中止となり、東海道ルートに変更となります。そのため、御嵩…

併用を終えました(2016.10.6)

それでは、今日は、鉄道・道路併用橋として有名だった、「犬山橋」をお届けします。 名古屋から北上した犬山線が、犬山遊園から向きを変え、新鵜沼で岐阜を向き、木曽川を渡る橋、それが「犬山橋」です。かつては、鉄道と自動車が共存する撮影地として有名で…

テンダ式の必需品(2016.10.5)

それでは、今日は、昨日と同じ秩父鉄道、三峰口からお届けします。 SL「パレオエクスプレス」が運転を開始し、牽引機のC58 363はテンダ機、上り列車は方転が必要です。当初は三角線まで行って折り返していましたが、結局三峰口に転車台を置くことで…

有効活用(2016.10.4)

それでは、今日は、鉄道車両整備工場内の施設を見ていきたいと思います。 写真は、秩父鉄道広瀬川原の工場内にあるトラバーサ、車両を平行移動させる機械です(写真)。編成を解体され1輌ずつとなり、仮台車を履き無動力となった車両を、アント等の牽引車で…

巨大SL登場?(2016.10.3)

それでは、今日は、駅舎の写真をお届けします。 真岡鐵道の中心駅、真岡駅駅舎(写真)。国鉄真岡線から第三セクターに転換になって後、真岡駅を巨大なSL形の駅舎として、それなりの話題となっていました。正面からは円筒のボイラと前照灯、煙突の形、側面…

造作はしっかり(2016.10.2)

それでは、今日は、国鉄樽見線、改め樽見鉄道の施設を見ていきたいと思います。 樽見鉄道の中心駅、「本巣」には車両基地があり、SL時代からヤードが広がっています。SL時代からの施設ですので、当然給水塔があり、現存します(写真)。コンクリート製の…

用途廃止ですが(2016.10.1)

それでは、今日は、通称「筑後川昇開橋」、正式名称「国鉄佐賀線(廃止)筑後川橋梁」をお届けします。 大分発長崎行きの急行は、大分から久大本線を通り久留米、そこから鹿児島本線を瀬高まで行き、瀬高から佐賀線、佐賀から長崎本線に合流、終点を目指しま…