それでは、今日から暫くは、高千穂鉄道の橋梁を見ていきたいと思います。
高千穂鉄道の前身である国鉄高千穂線は、何度も渡る五ヶ瀬川のために、幾つもの橋梁が建設されました。それらは、いろいろな橋の試作でもあり、多くの特徴的な橋梁があり、正に「橋の博物館」の様相でした。当時の国鉄の技術を見ることが出来ます。
この年は、これを上流から巡っていました。最初の五ヶ瀬川の橋梁、第4橋梁でしょうか、上流側がプレートガーダー橋、下流側がコンクリートガーダー橋、中間は多分お下がりの下路式トラス橋です(写真)。たった一つの橋梁に、三種の橋梁を使用するところが、まさに博物館たる所以です。なお、後のアーチ橋は道路橋です。
こんな感じで、五ヶ瀬川沿いの国道旧道を格下げした県道に沿って下っていきました。本当に、先回の上路トラス橋である高千穂橋梁から、何と多くの技術が使われているのでしょう!それが構造物の面白さ、見たとおりの機能で、まさにそのまんまです。
それでは、次回をお楽しみに。