Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

2017-01-01から1年間の記事一覧

風雪に耐え#21

それでは、今回も引き続き、北海道からの写真をお届けしたいと思います。 写真は、三井芦別鉄道(廃止)炭山川橋梁を渡る姿で保存される、同鉄道DD501及び石炭車セキです(写真)。鉄道廃止後、夏の時期に橋梁上に引き出され、降雪前に地上に引き込まれ…

風雪に耐え#20

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両を見ていきたいと思います。 写真は、国鉄相生線(廃止)北見相生駅跡の道の駅に保存される、キ703(写真)。見ただけでは、今は何か分かりませんが、これは「ジョルダン車」と呼ばれ、別名は「広幅雪かき車」、…

風雪に耐え#19

そろでは、今回も引き続き北海道の保存車両からお届けしたいと思います。 写真は、国鉄湧網線(廃止)佐呂間駅跡に保存される、D51 565(写真)。安定した時期の製造で、「標準型」に分類されます。 キャブの様子(写真)。ややペイントロック気味なの…

風雪に耐え#18

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両をお届けしたいと思います。 写真は、9600形49600です(写真)。401両目です。 戦時には全国からかき集められ、多数満州方面へ出征した機関車で、北京市の「中国鉄道博物館」にも2輌保存車があります…

風雪に耐え#17

それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両をお届けしたいと思います。 写真は、旭川市内の市営施設内にある電車、旭川電気軌道1001です(写真)。半鋼製の電車で、引退後このような形で保存されています。豪雪地でのこの保存状態は、驚異的です。 平…

風雪に耐え#16

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両をお届けしたいと思います。 写真は、「東川町郷土館」建物内に保存される、旭川電気軌道101です(写真)。建物の狭いスペースなので撮影は困難ですが、保存状態は完璧です。ただ、夏休みのオンシーズン以外は土…

風雪に耐え#15

それでは、今回も引き続き、北海道ネタをお届けしたいと思います。 写真は、国鉄・JR深名線(廃止)の、第3雨竜川橋梁です(写真)。 普通のトラス橋のようですが、何故有名なのか、ご存じでしょうか。 橋の、橋台部(写真)。トラス橋の先は、桁橋(ガー…

風雪に耐え#14

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両をお届けしたいと思います。 写真は、三菱美唄鉄道(廃止)2です(写真)。東明駅跡に保存されます。 鉄道省4110形で、板谷峠や肥薩峠で使用された機関車です。 足回り(写真)。小径の動輪が5つ並ぶ、0E0…

風雪に耐え#13

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両をお届けしたいと思います。 国鉄万字線(廃止)朝日駅跡は、駅舎とホームの一部、及びこの車両、B20 1が保存されます(写真)。 B20形は戦時設計の簡易入換機、飽和蒸気式(通常のSLは過熱蒸気式)で蒸気…

風雪に耐え#12

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両からお届けしたいと思います。 写真は、クハ711-103の台車です(写真)。クハですから当然T台車です。揺れ枕式で、ボルスタアンカが入っていますが、まるでモノリンクのようです。軸箱支持は国鉄伝統のウイ…

風雪に耐え#11

それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両からお届けしたいと思います。 岩見沢市郊外、道道沿いの農園レストランの庭か畑かに、保存されるクハ711 103(写真)。相方203と共に、先頭車のみ保存されます。 交流制御ですので、1M2Tでも運転可…

風雪に耐え#10

それでは、今回からは、「札幌交通資料館」を終え、他の地域に目を移したいと思います。 栗山町「栗山公園」には、国鉄9600同形の、夕張鉄道21が保存されます(写真)。国鉄払い下げ機か、自社発注機か、手元では分かりません。 公園の端の方に、屋根…

現在閉鎖中#12

それでは、今回も「札幌交通資料館」から、最終回です。 今回は、札幌市営地下鉄3次試作車、「はるにれ」です(写真)。試験線で使用された、乗用可能な大きさでの、単行の試験車です。 操舵部分(写真)。案内軌条を挟み、その方向に走向する部分です。こ…

現在閉鎖中#11

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 写真は、601の台車(写真)。軸箱支持は軸バネペデスタル式ですが、台車そのものは揺れ枕が台車枠の下側を渡る、かなり古いミンデン式のようです。しかも台車枠との間には重ね板バネが入り…

現在閉鎖中#10

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 写真は、大型車体なのでしょう、ボギー車の601(写真)。1車体、中程度の輸送力のものです。 後に名鉄に移籍した連接車はヘッドライトが鼻先埋め込み式2灯でしたが、まだこの頃は1灯式…

現在閉鎖中#9

それでは、今回も引き続き、「札幌交通資料館」からお届けします。 今回は、路面電車321の、台車(写真)。軸箱を支持する軸バネは、車軸下側の重ね板バネで、軸バネペデスタル式の変形と思われます。台車本体にボルスタアンカはありませんが、揺れ枕梁(…

現在閉鎖中#8

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 今回は、小型車体のボギー式路面電車、321です(写真)。2軸車では足りない、しかし大型車体は不要という線区用の車両です。 路線維持には、このような車両も有効であった、ということで…

現在閉鎖中#7

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 写真は、札幌市電D1041(写真)。路面電車ならぬ「路面気動車」、非電化区間も走れる内燃動車です。 札幌市電は非電化区間があるというのは驚きでしたが、このサイズにパッケージングし…

現在閉鎖中#6

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けしたいと思います。 写真は、A801の、連接では無い台車(写真)。小径輪ながら、揺枕梁(ボルスタ)が入っています。形式的には軸バネペデスタル式です。 連接台車を撮っておくべきでしたが、後悔…

現在閉鎖中#5

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 今回は、A801、連接車です(写真)。輸送力向上のため、2軸増えただけで1輌増結となり、増減は出来ませんが、単純に輸送量は2車体分になります。 後に、この後に製造された連接車が、…

現在閉鎖中#4

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 写真は、”Tc1”、親子電車の付随車です(写真)。輸送量の多い時間帯には繋ぎ、少ない時間帯には切り離す仕組みです。 こちら側は運転台があり、動力車を遠隔操作します。 反対側(写真)。…

現在閉鎖中#3

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 写真は、分岐のポイントです(写真)。併用軌道用で、路面の舗装を前提に造られており、内側のガードも付いています。 路面電車も減り、併用軌道での分岐もそれほど多くは無く、保存では「横…

現在閉鎖中#2

それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。 写真は、路面電車のダイヤモンドクロスです(写真)。見てのとおり併用軌道用の交差です。 角度が直角で、残っているのは、元阪急「西宮北口」で使用され、現在北神急行「谷上」にて保存され…

現在閉鎖中#1

それでは、今回からは、札幌市の「交通資料館」からお届けします。 今回の写真は、札幌市営地下鉄用4次試作車、「すずかけ」です。ゴムタイヤ式車両を目指した札幌市の、現車大の試験車、営業車両と同サイズのものです。 操舵輪(写真)。中央の方向指示の…

風雪に耐え#9

それでは、今回も引き続き北海道からの写真をお届けします。 写真は、小樽市内、ワイン工場の近くに保存される、スハフ44 500番代(車番不明)の台車(写真)。車軸支持が以降国鉄旅客車の大半を占める、ウイングバネペデスタル台車になっています。こ…

風雪に耐え#8

それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両からお届けしたいと思います。 岩内町の公園にて保存される、D51 159(写真)。一般形に分類される同機、安定した時期の製造です。 階段があるので、キャブに入ります。 キャブ(写真)。やはり公園での公…

風雪に耐え#7

それでは、今回も引き続き北海道ネタをお届けしたいと思います。 国鉄岩内線(廃止)幌似駅跡(共和町内)のもう1両は、スハフ42 507です(写真)。スハ43系客車の緩急車、主に急行用のボックスシート形の普通車(三等車)です。 後側のドアが開いて…

風雪に耐え#6

それでは、今回も引き続き北海道ネタをお届けしたいと思います。 共和町幌似には、旧国鉄岩内線(廃止)幌似駅があり、駅跡が「幌似鉄道公園」となっています。駅舎もあり、展示館になっています。 ホーム跡には、2両の車両があります。そのうちの1両、ワ…

風雪に耐え#5

それでは、今回も引き続き、北海道の写真からお届けしたいと思います。 倶知安町、六郷鉄道記念公園には、もう1両の保存車があります。それは、車掌車ヨ7913です(写真)。ヨ6000形の北海道仕様で、番号が飛んでいます。 緩衝器の違いで更に番号が…

風雪に耐え#4

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両からお届けします。 昨日も登場した、オハフ46 501の、台車(写真)。台車振り替え前はTR47で、重さは「ス」級でしたが、TR23に交換されたことから約5t軽い「オ」級になっています。 構造的には軸バ…