Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

風雪に耐え#9

それでは、今回も引き続き北海道からの写真をお届けします。 写真は、小樽市内、ワイン工場の近くに保存される、スハフ44 500番代(車番不明)の台車(写真)。車軸支持が以降国鉄旅客車の大半を占める、ウイングバネペデスタル台車になっています。こ…

風雪に耐え#8

それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両からお届けしたいと思います。 岩内町の公園にて保存される、D51 159(写真)。一般形に分類される同機、安定した時期の製造です。 階段があるので、キャブに入ります。 キャブ(写真)。やはり公園での公…

風雪に耐え#7

それでは、今回も引き続き北海道ネタをお届けしたいと思います。 国鉄岩内線(廃止)幌似駅跡(共和町内)のもう1両は、スハフ42 507です(写真)。スハ43系客車の緩急車、主に急行用のボックスシート形の普通車(三等車)です。 後側のドアが開いて…

風雪に耐え#6

それでは、今回も引き続き北海道ネタをお届けしたいと思います。 共和町幌似には、旧国鉄岩内線(廃止)幌似駅があり、駅跡が「幌似鉄道公園」となっています。駅舎もあり、展示館になっています。 ホーム跡には、2両の車両があります。そのうちの1両、ワ…

風雪に耐え#5

それでは、今回も引き続き、北海道の写真からお届けしたいと思います。 倶知安町、六郷鉄道記念公園には、もう1両の保存車があります。それは、車掌車ヨ7913です(写真)。ヨ6000形の北海道仕様で、番号が飛んでいます。 緩衝器の違いで更に番号が…

風雪に耐え#4

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両からお届けします。 昨日も登場した、オハフ46 501の、台車(写真)。台車振り替え前はTR47で、重さは「ス」級でしたが、TR23に交換されたことから約5t軽い「オ」級になっています。 構造的には軸バ…

風雪に耐え#3

それでは、今回は、引き続き北海道の保存車両をお届けしたいと思います。 写真は、倶知安町、国鉄胆振線(廃止)六郷駅跡に設けられた、六郷鉄道公園にて保存される、オハフ46 501(写真)。スハフ42の台車振り替えで発生した系列、オハ47と同様の…

風雪に耐え#2

それでは、今回も北海道から、室蘭市のD51をお届けします。 写真は、室蘭市科学館に展示される、D51 560です(写真)。同館の屋外展示で、植物園の奥、雨が原因でしょうか、あまり訪れる人はいないようです。 キャブ(写真)。私有地の管理でそこそ…

風雪に耐え#1

それでは、今回からは、北海道関連の連載を始めたいと思います。 写真は、北斗市にある日本セメント上磯5号機です(写真)。凸型2軸の電気機関車です。 現在も走っていれば銚子電鉄のデキのような存在になったでしょうが、既に静態保存、少々傷みが目立ち…

都民の足#4

それでは、今回も引き続き都電荒川車庫のイベントからお届けします。 写真は、都電の台車、FS91Bと陽刻されています(写真)。FSは、住友金属(現「新日鉄住金」)の台車の形式番号で、多くの私鉄で採用されていますが、こんな小さな番号の台車は初め…

都民の足#3

それでは、今回も引き続き都電荒川線荒川車庫のイベントからお届けします。 写真は、先日引退した7000形、7022の台車(写真)。揺れ枕梁が下を渡る、少々古い設計の台車です。軸箱指示は軸バネペデスタル式で、軸受はNSR製のベアリングになってい…

都民の足#2

それでは、今回も引き続き都電荒川車庫からお届けします。 「都電おもひで広場」のもう1両は、7504(写真)。平成まで走った大型ボギー車で、通学で威力を発揮したことから、「学園号」なる渾名もあるそうです。 イベント時で、写真のとおりの混雑で、…

都民の足#1

それでは、今回からは、都電荒川車庫のイベントからお届けします。 写真は、「都電おもひで広場」に展示される、5501です(写真)。アメリカの技術を導入した「和製PCCカー」とされます。 行った方は分かると思いますが、あの狭い中でこんな写真を撮…

業務用#18

それでは、今回も西武鉄道武蔵丘、最終回です。 写真は、恐らく「ニューレッドアロー」10000系の台車(写真)。ボルスタ(揺れ枕梁)式の台車、住友金属(現在の「新日鐵住金」)の記号、FS372Aの陽刻が見えます。台車枠の曲がり方も、ボルスタが…

業務用#17

それでは、今回も引き続き西武武蔵丘からお届けします。 写真は、仮台車(写真)。鉄道会社によっては廃車車両の台車を再利用している会社もありますが、ここでは小径輪の台車に、高さ合わせの台が載ったような構造になっています。多分、専用に新造したもの…

業務用#16

それでは、今回も引き続き西武武蔵丘のイベントからお届けします。 写真は、台車、使用車両は不明ですが、このままボディーマウントか、軸バネペデスタル式の台車です。ボルスタ(揺れ枕梁)装備には台車の「くびれ」が無く、このままボルスタレス式に見えま…

業務用#15

それでは、今回も引き続き西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 写真の物体は、「界磁チョッパ制御」の制御装置です。「サイリスタチョッパ」に代表される電機子チョッパ制御は、省エネ効果は絶大でしたが、従来の電車との互換性が無く、編成を増解結…

業務用#14

それでは、今回も引き続き西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 今回は、2000系電車の主制御器です(写真)。いわゆる抵抗制御車の制御装置で、マスコンの指令に基づき電動カム軸が回転しスイッチを切り替え、目的の電圧を得る装置です。従来型の…

業務用#13

それでは、今回も引き続き西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 写真は、現代の電車の心臓部、6106のVVVFインバータです(写真)。直流から三相交流を発生させ、交流モーターを制御する装置です。因みに”VVVF”は和製英語で、可変電圧可変…

業務用#12

それでは、今回も引き続き西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けしたいと思います。 写真は、断流器、昨日の断路器が手動で切断するものに対し、これは、自動的に異常電流時に回路を停止する部品です。見てのとおりですが、半導体が多用されています。 こうし…

業務用#11

それでは、今回も引き続き、西武鉄道武蔵丘のイベントからです。 写真は、6106の、主断路器(写真)。これも、異常時に手動で回路を切るスイッチで、主回路と高圧補助回路の2つのスイッチになっています。 回路の保護、及び故障時の回路切り離しは、手…

業務用#10

それでは、今回も引き続き、西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けしたいと思います。 写真は、ブレーキ制御装置です(写真)。運転席のブレーキ操作に従い制御する装置です。 現在の電車は、編成が長くなった関係で、電気指令式のブレーキが主流です。そのた…

業務用#9

それでは、今回も引き続き西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 写真は、「保安ブレーキ」、通常ブレーキ故障時のブレーキで、駐車ブレーキにも使用される装置です(写真)。目的は横に書かれているとおりです。 ブレーキの故障は、あってはいけない…