それでは、今日は、今はもう見られない駅舎をお届けしたいと思います。
写真は、今は亡き折尾駅の旧駅舎(写真)。「鉄道唱歌」でも、「折尾の右左」と歌われる、明治期からの鉄道立体交差で、平成に入ってもそのままでしたが、筑豊本線が篠栗線とともに「筑北ゆたか線」として電化されたことから様相が一変します。同線が北九州と福岡のバイパス線となり、利用が貨物時代の若松方面ではなく、小倉方面を目指すようになったことから、トンネルを掘削し、折尾駅周辺の配線を大改造する計画が、現在進められています。
その一環で折尾駅も取り壊され、現在仮駅舎で営業しています。写真の駅舎は、現存しません。
同駅の駅広場の向かいには、写真のような鉄道会社の局舎のような建物がありますが、この中に折尾駅鷹見口があり、折尾駅6,7番線もここにあります(写真)。これは、筑豊本線と鹿児島本線の短絡線の途上に設けられたためにこの位置となっており、この建物及びホームは、工事完成の暁には無くなる運命にあります。
今年はどうかわかりませんが、来年辺りに行けば、また新しい姿が見られるような気もします。
それでは、次回をお楽しみに。