Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

トンネルの向こう側#1

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 それでは、今回は、九州の写真からお届けします。

 ツアーは四国から本州経由で九州へ。それだけのツアーが出来る時期は、限られています。

 そして再び海底トンネルを抜け、対岸へ。若松駅です。筑豊本線の起点であり、筑豊の石炭を積み出した場所でもある若松は、車両工場があり、永く大きな構内のあった駅ですが、現在は再開発が進み、その跡形もありません。

 その工場を記念する施設として、石炭車セム1形セム1000が、駅ホームの横に保存されています(写真)。車種名は、「石炭車」で、セが割り当てられています。見てのとおり半鋼製車で、足回りは2軸の単車、台枠と車体下部は鋼製で、上部の積載部分は木材を使用し、経費の節減が図られています。初期の石炭車と思われます。

 石炭は、北海道と九州が華で、正直輸出出来るほどでは無いかと思いますが、現在はコスト面等の問題があり、ほとんどの炭砿は採掘を止めています。まあ、石炭の粉が引火すれば爆発となり、本当に命懸けの仕事でした。

 それでは、次回をお楽しみに。