Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

台車

トラムの日#14

それでは、今回も引き続き、広電のイベントからお届けします。 写真は、元京都市電、1906の、台車(写真)。住友金属FS65Aで、軸箱は軸箱守、枕バネはコイルバネで、下から支える形になっています。路面用で、排障器も装備されます。 広電は外国の…

トラムの日#13

それでは、今回も引き続き、広電のイベントからお届けします。 写真は、大正期の2軸単車を復元した、101(写真)。木材を多用した、レトロな車両です。足回りは2軸、恐らくブリル台車の再利用で、これは本物と思われます。 初期の電車は、こんな感じで…

トラムの日#12

それでは、今回も引き続き、広電本社でのイベントからお届けします。 写真は、582の台車(写真)。元神戸市電、塗色は当時のまま広島で走ります。軸バネペデスタル式の軸箱支持、枕バネはレール方向の板バネとコイルバネが組み合わされています。やはり路…

トラムの日#11

それでは、今回からは、広島電鉄本社イベントからお届けします。 写真は、768「トラン・ルージュ」の、台車(写真)。徹底的に更新された車体に対し、足回りは塗装した程度であまり変わっていないのが分かります。軸箱支持はウイングバネになっており、枕…

トラムの日#10

それでは、今回は、阪堺電軌我孫子道のイベント最終回です。 写真は、502の台車(写真)。車体にダイレクトマウントされた積層式空気バネと、車体高さを下げ、かつスペースを確保するために逆向きに付いているボルスタアンカが特徴です。 後付けで、空気…

トラムの日#9

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、161の台車(写真)。他と同じく住友製鋼所KS45Lで、軸箱守、枕バネは板バネになっています。路面電車の必需品、排障器も写っています。 究極の台車を探求しますが…

トラムの日#8

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、162の、台車(写真)。他の160形同様、住友製鋼所KS45Lと思われます。軸受けは平軸受けで、注油して潤滑を確保しているようです。 一時は大半がラッピング車と…

トラムの日#7

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、352の、台車(写真)。大型の空気バネの枕バネがボルスタに載り、その下に台車が載っている構造です。10系客車や12系客車の台車に似ている感じで、恐らく製造は昭和…

トラムの日#6

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、166の台車(写真)。住友製鋼所KS45Lとされ、前後に排障器がついています。軸箱守、枕バネは板バネ、他の160形と同じです。 名作のようですが、保守も大変でし…

トラムの日#5

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、阪堺電軌164の、台車(写真)。先回と同じ、住友鉄工所KS45Lで、軸箱守、枕バネは板バネ、前後の排障器が特徴です。路面電車用のものです。 大正期の古豪である阪…

トラムの日#4

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、165の台車(写真)。住友製鋼所KS45Lとされ、軸バネ式で、枕バネは板バネ、国産初期の台車の典型とされます。 阪堺電軌160形の車齢から考え、そういうクラシッ…

トラムの日#3

それでは、今回も引き続き、阪堺電軌我孫子道のイベントからお届けします。 写真は、256(写真)。見るからに元京都市電、ボギー車で、中型車体と思われます。 その、台車(写真)。軸受けはコロ軸受けに改造されていますが、軸箱支持は軸バネペデスタル…

今は何色#16

それでは、今回は西武鉄道武蔵丘のイベント、最終回です。 写真は、仮台車(写真)。形は、ボルスタ台車に対応した形ですが、ボルスタレス台車を使用する車体用に、ボディーマウント部の支えが別部品で追加されています。これ自体は、興味深い構造物です。 …

今は何色#15

それでは、今回も引き続き、西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 写真は、新101系の動台車か、FS372です(写真)。モーターも装架され、ボルスタも載せられています。車体もダイレクトマウント式になっていて、ボルスタレス台車の予感をさせ…

今は何色#14

それでは、今回も引き続き、西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 写真は、台車置場に並ぶ台車、FS072です(写真)。当時の住友金属製、現在の新日鐵住金で造る台車は、SSです。T台車、真中の凹みの上にボルスタが載ります。 古い台車ですが…

今は何色#13

それでは、今回も引き続き、西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 写真は、新101系の台車、FS072です(写真)。住友金属(現「新日鐵住金」)製の台車、西武でも多用されたボルスタ台車です。確か、レッドアローで使用された同台車を、100…

今は何色#12

それでは、今回も引き続き、西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 写真は、リフティングに準備される、FS072(写真)。真ん中がくびれているのは、この部分にボルスタ(揺れ枕梁)が入るからで、それは車体側になるらしく、台車と一緒には整備さ…

今は何色#4

それでは、今回も引き続き、西武鉄道武蔵丘のイベントからお届けします。 今日の写真は、2047が履く、仮台車(写真)。ボルスタ台車に対応した構造のもので、ボルスタアンカを受ける部分が設けられ、その下から交換していることが分かります。恐らく新製…

二社共同#8

それでは、今回はJR大宮最終回です。 写真は、DD51 842の、2位側動台車、DT116です(写真)。各動輪前後の砂箱と、ブレーキシリンダーが目立っています。右側の車軸には、速度計用の車軸発電機も装備されます。 800番台は、SGが省略され…

二社共同#7

それでは、今回も引き続き、JR大宮のイベントからお届けします。 写真は、DD51 842の、中間台車(写真)。動力は無い付随台車で、形式名はTR106Aとされます。軸重調整に使用され、起動時は空気バネのエアを抜き動輪の軸重を増やし、起動時の…

二社共同#6

それでは、今回も引き続き、JR大宮のイベントからお届けします。 写真は、DD51 842(写真)。お召し機、ステンレスの装飾が多数です。 その、動台車、DT113です(写真)。ブレーキシリンダーと、車輪の前後、計4か所に設置された砂箱が目立ち…

二社共同#3

それでは、今回も引き続き、JR大宮のイベントからお届けします。 写真は、EH500-16の、1位側から3番目の台車(写真)。FD7Hと思われます。台車はボルスタレス台車、軸箱支持は軸はり式の変形、軸側の受けが横にずれたダンパになっています。…

拘り#2

それでは、今回も引き続き、京急久里浜のイベントからお届けしたいと思います。 写真は、並ぶ仮台車(写真)。車輪が小径輪とは思いませんが、車体を支える部分が上に高く張り出しており、小さく見えます。 一般に仮台車は、廃車となった旧式車の輪軸、台車…

拘り#1

それでは、今回からは、京急久里浜のイベントからお届けします。 写真は、イコライザー台車(写真)。戦前形の電車のものですが、同所で保存される1のものでも、51のものでも無く、恐らく川口市で保存されていて、京急本社に持ってくる予定の電車の、整備…

トンネルの向こう側#12

それでは、今回は九州最終回です。 旅の終わりは、門司港レトロ、EF30 1です(写真)。日本初の交直両用機関車ですが、関門トンネル内が主な仕事、交流区間では入換等の小運転しか考えられていないため、格段に力が落ちるとされます。ボディは海水の塩…

トンネルの向こう側#11

それでは、今回も引き続き、九州の写真をお届けします。 写真は、門司港レトロのオハフ33 488です(写真、再掲)。今回は、その下回りを見ていきます。 編成後側の台車(写真)。軸バネペデスタル式の軸箱支持、心皿には板バネが渡り、台車下側から車体…

トンネルの向こう側#9

それでは、今回も引き続き、九州の写真からお届けします。 今回は、南阿蘇鉄道の終点であり心臓部である、高森にて保存される、C12 241(写真)。しっかり門鉄式切り取りデフ(門デフ)が装備されています。 足回り(写真)。1C1のプレーリーですの…

トンネルの向こう側#7

それでは、今回も引き続き、九州の写真をお届けします。 写真は、延岡駅貨物ホームに停まる、ED76 1020(写真)。20系客車や10000系コンテナ貨車を牽くための装備が追加された1000番代、恐らくP形ですが、同機は20系用連絡ジャンパ栓…

トンネルの向こう側#4

それでは、引き続き九州の写真からお届けします。 写真は京都郡苅田町の小学校にて保存される、入換用SL(写真)。正確には元「豊国セメント」No.5という名の日立製SL、先輪、後輪が無く、動輪3軸の「シックスホイールカップルド」で、旧来の輸入S…

トンネルの向こう側#3

それでは、今回は、引き続き九州の写真をお届けします。 写真は、キハ2004(写真)。元留萌鉄道の気動車、後に茨城交通(後に「ひたちなか海浜鉄道」)で、準急色で現役でしたが、引退後へいちく線に譲渡、動態復活を目標としているようです。国鉄キハ2…