Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

夢半ば#9

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 それでは、今回も引き続き山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 写真は、最新型の交流モーターです(写真)。出力は180kW、現在主流の密閉型のモーターで、ホコリ等が入らずメンテナンスフリー、保守の低減に貢献します。

 この辺はJR東日本が最も得意とする分野で、一歩先を行っていますが、多数の鉄道会社が同じことを志向します。やはり保守費低減は、重要な問題です。

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#8

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 それでは、今回も引き続き、山陽鉄道東二見のイベントからお届けします。

 写真は、モーター(写真)。出力175kWのモーターで、誘導式か同期式かは不明ですが、交流モーター、VVVFと組み合わせるものです。

 交流モーターにすることで、モーター自身が高出力でも軽量化することが可能となり、結果バネ下重量軽減、車両の性能が向上します。その意味で効果的な装備です。

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#7

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 それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 写真は、モーター(写真)。125kWの出力、恐らく直流直巻式モーターと思われます。

 昔はこの形のモーターしか無かったわけですが、今は交流モーターが主流、軽量で大出力となり、密閉式のメンテナンスフリー形まで現れました。従来のモーターを装備する電車は、今後漸減する予定です。

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#6

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 それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 写真は、MG(電動発電機)です(写真)。容量は120kVAとのことです。

 今ではSIV(スタティック・インバーター)を使いますが、それが無い時代、架線の直流電流から制御系やサービス電源の交流を、架線電流の影響を受けずに供給する装置として、必須の装置でした。冷房化で更に大容量が必要となり、装置が大型化しましたが、今はメンテナンスフリーのSIVが主流です。今後、消えゆく装備の一つでしょう。

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#5

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 それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 写真は、電車の台車、川崎重工製KW93とプレートが入ります(写真)。軸箱支持は軸はり式の、空気バネ式ボルスタ台車です。

 最近、とりわけJR東日本での軸はり式復活は著しく、他社も影響を受けています。しかし、ボルスタ台車との組み合わせは、何というべきでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#4

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 それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 今回は、台車の、空気バネ(写真)。揺れ枕梁(ボルスタ)に、車体を直接載せる空気バネのベローズが左右にあります。これがそうか分かりませんが、国鉄・JR205系等ではボルスタが空気タンクになっていて、自動的に左右を調節していた、という機構があり、これもその可能性があります。

 なお、外側に突起があり、これが台車とボルスタを結び、牽引力を伝えるボルスタアンカの固定場所、ボルスタレス台車には無い構造です。

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#3

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 それでは、今回も引き続き山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 写真は、菱形のパンタグラフ(写真)。何の変哲も無いように見えますが、これは実は今では非常に貴重なものなのだそうです。何故でしょう。

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 それは、このパンタグラフは、富士電機製だからです。それを示す、メーカープレート(写真)。富士電機は、元は古河と独シーメンスの合弁であり、それを示す「古河」のFと、シーメンスのSが組み合わされたマークなのです。

 元は東急アオガエルだった、岳南のアカガエルで、東芝製の菱形パンタグラフを見たことがありますが、それ以外では、国内ではほぼ東洋電機製で、更に現在、シングルアームになってからは、他社はまず見かけません。その意味において、貴重なのでした。ちゃんと、見ていました?

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#2

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 それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 ジャッキによるリフティング用の車両が載る、仮台車(写真)。古い電車の台車を流用したらしく、大正期から昭和の初めに多く使用された、いわゆる「イコライザー台車」です(写真)。左右の軸箱に載ったイコライザーが、内側のバネで台車枠を受け、台車に載った荷重を受ける構造です。かなりクラシックな構造です。

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 もう一方も、同様な形のイコライザー台車です(写真)。車輪はボックス形で、スポーク車輪ではありません。

 仮台車は、乗客の乗り心地を考える必要が無いので、会社によっては新造したり、ジャッキ付きや電動式もあり、各種選べますが、こうやって旧式車の台車を使用する会社も多いです。見落としそうですが、実は注目の場所です。

 それでは、次回をお楽しみに。

夢半ば#1

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 それでは、今回からは、山陽電鉄東二見工場のイベントから、お届けします。

 山陽電鉄アルミ車を載せるのは、トラバーサ(写真)。上路式、電動式で、電源コードは中央左のロールで巻き取り長さを調節しています。

 そうでなければ、架線を張り、パンタグラフで集電する、そういう構造が必要です。これは、簡単にできる方式です。

 それでは、次回をお楽しみに。

道草#2

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 それでは、今回も引き続き、JR東海美濃太田車両所のイベントからお届けします。

 写真はキハ75 3501(写真)、キハ75 501を、ワンマン運転対応改造したものと思われます。普段は使わない「急行」「飛騨古川」幕を表示、これも注目です。

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 その、台車(写真)。ボルスタレス台車、軸箱支持は積層ゴム式、ヨーダンパが装備されます。軸距が広く見えるのは、間に何も無いからだけでしょうか。

 高山線特急も、間もなく新型の量産先行車が入るとのことで、ハイブリッドは分かっていますが、空気バネ振り子等の高速化は、対応無いのでしょうか。興味あります。

 それでは、次回をお楽しみに。