Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

夢半ば#2

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 それでは、今回も引き続き、山陽電鉄東二見のイベントからお届けします。

 ジャッキによるリフティング用の車両が載る、仮台車(写真)。古い電車の台車を流用したらしく、大正期から昭和の初めに多く使用された、いわゆる「イコライザー台車」です(写真)。左右の軸箱に載ったイコライザーが、内側のバネで台車枠を受け、台車に載った荷重を受ける構造です。かなりクラシックな構造です。

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 もう一方も、同様な形のイコライザー台車です(写真)。車輪はボックス形で、スポーク車輪ではありません。

 仮台車は、乗客の乗り心地を考える必要が無いので、会社によっては新造したり、ジャッキ付きや電動式もあり、各種選べますが、こうやって旧式車の台車を使用する会社も多いです。見落としそうですが、実は注目の場所です。

 それでは、次回をお楽しみに。