Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

2019-01-01から1年間の記事一覧

基地の片隅で#2

それでは、今回も引き続き、神領車両所のイベントからお届けします。 写真は、海シンB402編成、車両はクモハ313-1302です(写真)。JR東海電車の主力313系の神領所属2連バージョン、シートは転換クロス仕様ですが、車端はロングシート、し…

基地の片隅で#1

それでは、今回からは、JR東海神領車両所のイベントからお届けします。 このイベントは、ウォーキングの一部として開催されたもので、あくまで車両展示もその一部でしたが、明らかにウォーキングに参加していない、重量のある三脚で前方を占領する怪しげな…

揺り籠から#27

それでは、永きに渡って連載した、長野総合車輌センターイベント最終回をお届けします。 今日は、S108編成、クハE352-8の、連結器(写真)。こちら側は連結しないため貫通路は準備工、密着連結器の下には電連はありません。そのため、スカートが下…

揺り籠から#26

それでは、今回も引き続き長野総合車輌センターイベントからお届けします。 写真は、E353系S108編成、クハE352-8です(写真)。 同車の台車、TR265です(写真)。空気バネ振り子傾斜装置に支障しないよう、ヨーダンパの設置位置が特徴的…

揺り籠から#25

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターイベントからお届けします。 写真は、クモユニ143-1です(写真)。所謂「山スカ色」で、中央線115系と同様の塗色です。しかし郵便荷物電車としての用途は廃止されているため、現在は牽引車、及…

揺り籠から#24

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターイベントからお届けします。 写真は、昨年引退した「リゾートエクスプレスゆう」の、連結面(写真)。密着連結器に、左右に金属のエアホース、その外側にジャンパ栓が各2つ装備されます。 専用の電源…

揺り籠から#23

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターのイベントからお届けします。 長野は、揺り籠でもあり、墓場でもあります。昨年最期を迎えるため長野にやって来た、485系「リゾートエクスプレスゆう」です(写真)。永く水戸地区での団臨に使用さ…

揺り籠から#22

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターイベントからお届けします。 写真は、JR九州「SL人吉」用の、制輪子(ブレーキシュー)(写真)。左が炭水車用、右が機関車用です。8620形のものです。 このように、長野では他社の部品も受注…

揺り籠から#21

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターのイベントからお届けします。 写真は、鋳鉄製のブレーキ制輪子です(写真)。右がJR東海キハ85系用のもの、左が秩父鉄道用のものです。 長野の鋳鉄工場もオートメーションが可能で、その見学は目…

揺り籠から#20

それでは、今回も引き続きJR東日本長野車両センターのイベントからお届けします。 今回は、写真のうち黄色の部分がそうで、これはブレーキキャリパです(写真)。ディスクブレーキのディスクを、ブレーキパッドを介し挟み込む部品、この圧力で車輪を停止し…

揺り籠から#19

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターのイベントからお届けします。 写真は、牽引脚(写真)。台車の中心部で台車を固定し、牽引力を伝える装置です。従来は溶接で造られていましたが、強度の問題があり鋳造で造られるようになりました。 …

揺り籠から#18

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターイベントからお届けします。 写真は、115系訓練車のクハ115、その台車、TR62で(写真)。典型的な国鉄形台車、ウイングバネや車体支持などが正にそのものです。 JR30年、車両置き換えも…

揺り籠から#17

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターからお届けします。 写真は、TR246(写真)。209系のT台車です。構造的には、更に簡易な構造となった軸はり式の軸箱支持、ダイレクトボディーマウント方式のボルスタレス台車、軽量化が更に図…

揺り籠から#16

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターからお届けします。 写真は、DT50D、205系の動台車です(写真)。ダイレクトボディーマウント方式のボルスタレス台車、軸箱支持は積層ゴム式で、バネ下重量を極限まで減らした台車と言えます。…

揺り籠から#15

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車両センターからお届けします。 写真は、205系の主制御装置、上がCS57、下がHS54で、界磁添加励磁制御の装置です(写真)。211系もほぼ同様のシステムとのことです。 基本は電動カム軸が回転する制…

揺り籠から#14

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、シングルアームパンタグラフ、PS31Aです(写真)。E351系で使用されていたパンタグラフです。これも、開いていないのが残念です。 GPSで振り子による車体傾斜…

揺り籠から#13

それでは、今回も引き続きJR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、パンタグラフ、PS36です(写真)。E257系に使用されたパンタグラフ、シングルアームです。開いていないのが残念。 永くパンタグラフは菱形と思っていましたが、小型…

揺り籠から#12

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、シングルアームパンタグラフ、PS34です(写真)。E127系用のものです。 昔はパンタグラフも幾つかメーカーがありましたが、現在はほぼ東洋電機製、おそらくこれも…

揺り籠から#11

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、E129系のT台車の輪軸(写真)。T69という番号があるようです。モーターが無い分ブレーキ力を増すために、ブレーキディスクを2枚追加しています。車で言えば、ベン…

揺り籠から#10

それでは、今回も引き続きJR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、E353系用の、動台車の輪軸(写真)。M82という番号があるようです。ギヤボックスのついた、動軸用のものです。 E353系も、量産先行車は実態に合うよう、歯車比を…

揺り籠から#9

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターのイベントからお届けします。 写真は、初の営業用ハイブリッド気動車キハ200用の、動輪軸(写真)。DA28という番号があるようです。モーターとの撓み軸継手、ギヤボックスが装備されます。 鉄…

揺り籠から#8

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、TR246N、E231系のT台車です。軸はり式のボルスタレス台車、ヨーダンパも省略され、本当に軽量な台車です。 JR各社のようにボルスタレス台車で軽量なものを使…

揺り籠から#7

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、西側のトラバーサ(写真)。乗車体験用で、写真右側に3本の架線があり、これに小型のパンタグラフを当て集電しています。つまり、電動式です。 トラバーサは、普段から社…

揺り籠から#6

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、クハ185-307です(写真)。塗装のためか特急エンブレムは外れていますが、間違いありません。 運転台が見学出来ました。運転士席から(写真)。中央の速度計が大き…

揺り籠から#5

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、工場中央北部にある、トラバーサ(写真)。屋根付きで、写真左側の3本の架線から集電し動きます。 電源供給の方法はいろいろあるようですが、まず間違いなく電動式、鉄道…

揺り籠から#4

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターのイベントからお届けします。 写真は、マニ50 2186、通称「ゆうマニ」です(写真)。485系ジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」の、非電化区間における電源車で、ディーゼル発電…

揺り籠から#3

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 写真は、DD16 11(写真)。初期形のDD51が、機関をDML61Zに載せ替えになって余剰となったDML61Sをデチューンし、簡易線用に製造されたディーゼル機関車です…

揺り籠から#2

それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。 今回も、取り上げるのは、D51 486です(写真)。国鉄長野工場製、生涯を長野で過ごした1両です。 SLの最重要部品、シリンダーと走り装置です(写真)。ボックス形の動輪に…

揺り籠から#1

それでは、今回からはJR長野総合車輌センター(旧称「国鉄長野工場」)からお届けします。 写真は、D51 486、長野工場で落成し、生涯を信越本線、北陸本線で過ごし、長野で一生を終えたD51です(写真)。 その、キャブの見学ができました。 機関…

鵯越#12

それでは、今回は神戸電鉄、最終回です。 写真は5000系、左5013始め4連、右5001始め4連です(写真)。いずれも平成のVVVF車です。 連結面に目をやると、スカートで隠れていますが、密着小型自連、3本のコック付きのエアホースで、非常運…