Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

大正期まで#8

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 それでは、今回も引き続き、湧網線(廃止)佐呂間からお届けします。

 写真は、D51 565の、先輪、シリンダー及びダイヤモンドヘッドです(写真)。ボイラの誘導、及び蒸気の直線往復運動を発生させる場所です。

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 続いて、D51 565の、動輪、主連棒、連結棒です(写真)。3番目が主動輪、ここに主連棒が繋がれ、往復運動が回転運動に変わります。上方の逆転機で、回転の向きが切り替わります。

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 そして、ボイラの火室下、従輪です(写真)。1軸はD51全部同じですが、2軸に改造されると配置がミカドからバークシャーに変わり、形式はD61になります。9600を置き換えるべく改造されましたが、本線用のD51が不足したため6輌のみで羽幌線(廃止)にて集中使用、余裕が出たときにはSLの時代は終焉で、ほとんど効果がありませんでした。

 未だ道路の踏切標識は、煙を出したSLのものが残っており、昔はそれが当たり前でしたが、今や動態保存のみで、僅かな期間で取って代わりました。時代です。

 それでは、次回をお楽しみに。