それでは、今回も引き続き、水上関連の写真をお届けします。
写真は、スハフ１２ １６２です（写真）。１２系客車の、緩急車です。
中間の客車がオハ１２で、スハフ１２が約５ｔ重く「ス」級なのは、電源用ＤＧが搭載されているからです（写真）。機関は、ＤＭＨ１５ＨＳ－Ｇで、排気量約１５リットル、８気筒横置き過給器（ターボチャージャー）付きディーゼル機関を使用した発電機です。冷暖房用電源で、照明、放送等の電源は車軸発電機から得ているとのことです。
１２系客車は、大阪万博時の波動輸送用に、貨物用機関車でも運用出来る、牽引機を選ばない客車として設計されました。オハ１２、スハフ１２、及びＤＧ準備工のオハフ１３が系列の車両で、以降特急用１４系客車の元となりました。現在でもＪＲや私鉄で多数使用されています。まさか、後から製造された５０系客車の代替車になるとは、考えていませんでした。
それでは、次回をお楽しみに。
