Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

新旧対照#2

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 それでは、今日は、豊橋鉄道の「新」の顔をご紹介します。

 豊鉄市内線の最新型「ほっとラム」、T1001です(写真)。3車体式のLRT、低床車です。昨日の3201と向き合う形に停まります。

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 運転席(写真)。右手ワンハンドルマスコン、計器を中心に、左右にモニター、停車ボタン表示器などがあります。

 車軸という固定観念に捉えられている間は、低床車の仕組みは分かりませんが、実際に輸入し、実物を見れば「なーんだ!」という構造でした。それには、特に特許等も無いようです。今後、国産化も進むでしょう。

 それでは、次回をお楽しみに。

新旧対照#1

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 それでは、今日は、豊橋鉄道の車両を紹介していきたいと思います。

 写真は、豊鉄モ3201です(写真)。元は名鉄モ581、第二の人生です。

 初めて市内線の電車を見たときには、派手に車体全面広告を出す姿に驚いたものですが、今では何処の鉄道会社でもやっていること、違和感はありません。

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 その、運転台(写真)。大型のマスコンに、路面電車用の装備が目立ちます。エアブレーキは装備され、ハンドブレーキではありません。

 今後、ゆっくりながら低床車が増えると、これらの車両の行く末が心配ですが、運動公園行きのカーブがある限り安泰か。どうなるのでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

南方帰り

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 それでは、今日は、C56 44のキャブを紹介したいと思います。

 C56は、南方戦線の輸送用に、1号機から90号機まで徴用され、出征、ほとんどが現地で果てたとされますが、奇跡的に2両が生き残っており、1両が42番とされ靖国神社に静態保存、もう1両が44番とされ、大井川で現在も活躍します(写真)。つまり、これは南方帰りのカマなのです。

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 機関士側(写真)。国内の機関車とほぼ同様、違和感を感じません。

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 助士側(写真)。運転台からランボードに上がる、運転席前方のドアに気付きます。これは、国内ではあまり見ない構造です。寒冷地では、すきま風対策の一番です。

 彼の地で無念の最期を遂げたC56たちは、南方で無念の最期を遂げた多くの若者たちと姿が重なります。あんな事は、してはいけません。

 それでは、次回をお楽しみに。

最新

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 それでは、今回は、大井川鐵道新金谷からお届けします。

 永く転車台は千頭のみで、帰りのSLはバック運転であった、大井川鐵道。そこで、新金谷に念願の転車台を建設し、帰りも前向きでの運転が可能となりました。

 普通に、横から(写真)。「トラストトレイン」C12 164が停まります。

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 このイベントのために、下に降りる階段が用意されます(写真)。

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 下に降りた眺め(写真)。停目どおりに停まっています。

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 端の部分(写真)。車輪が、円形に敷かれたレールに載っています。

 現在は、転車台を専門に造るメーカーも無いことから、余剰となった橋桁を改造し、この転車台を建設しました。自社製と思われます。そのため、これは貴重です。大井川鐵道に乗るときには、気にしてみて下さい。

 それでは、次回をお楽しみに。

Alive#2

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 それでは、今日は、昨日に引き続き、南部縦貫のイベントからお届けしたいと思います。

 写真は、もう1両の「レールバス」、キハ101です(写真)。末期は2両、1運用の体制であったようです。

 なお、このイベント当時は、キハ102同様に動態で、展示走行も可能でした。

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 車内(写真)。キハ102同様に機械式の気動車、設備は簡易で冷房は無く、少し時代がかっている車両です。しかし、この車両が動態であること自体、奇跡的なことです。

 南部縦貫鉄道は、現在は社名を「南部縦貫」に変え、七戸で営業しています。電車では行けず、バスに乗る必要があり、自家用内燃機関が欲しくなりますが、機会があれば是非行かれると良いと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。

Alive#1

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 それでは、今回は、「南部縦貫鉄道」(廃止)の、イベントからお届けします。

 廃止直前まで走った、レールバスの1両、キハ102(写真)。現在も動態保存で動くはずです。

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 客室(写真)。ビニールレザーのロングシート、少々古さが目立ちます。増して、冷房はありません。

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 運転台(写真)。ギア切り替え時にクラッチを踏んで切り替える、典型的な機械式ディーゼルカーですが、現在は再び機械式に回帰しつつあります(液体式と併用、自動進段式です)。

 イベント時のみに姿を見せますが、現在も整備している方々には頭が下がる思いがします。

 それでは、次回をお楽しみに。

やまぶき

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 それでは、今日は、伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山でのイベントからお届けします。

 写真は、コデ165、黄色の事業用電車で、駿豆線大場工場から甲種輸送された車両を、線内で牽引する電車です。

 旧式の電車をベースに、事業用に改造されています。

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 車内(写真)。シートや扇風機など、接客設備そのままに、車内に剥き出しで機械が置かれ、事業用であるのが分かります。

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 運転台(写真)。簡易な設計の運転台に、速度計等の追加があります。これらは現在は必要なのでしょう。

 これらは大雄山でイベントが無いと見ることも出来ず、大場とは別の時期に行うので、狙って行く必要があります。次回は、来春でしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

志摩#5

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 それでは、今日は伊勢志摩の最終回、サロンシート2題です。

 最初は、23000系「伊勢志摩ライナー」のサロンシート(写真)。1+1対面のカップルシートと、2+2対面のグループ、ファミリーシートの2つが並び、中間にテーブルを挟んだ固定クロスシートです。ただ、大型車体で2+1シートですから、余裕のある設計となっています。

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 続いて、50000系「しまかぜ」のサロンシート(写真)。乗客がいて中まで写せませんが、こちらはテーブルを挟み2+2か3+3のコンパートメントとなっています。

 なお、「しまかぜ」には、洋室と和室(座敷)のグループシートが各1室用意されます。こちらもどうぞ。

 それでは、次回をお楽しみに。

志摩#4

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 それでは、今日は、伊勢志摩からの帰り道、「しまかぜ」からお届けします。

 旅の楽しみの一つは、「食」、食べるのも旅行の一部です。そこで、「しまかぜ」のダイニングカーに行きました。

 先ずは、反対側から(写真)。非常出口はありますが、通常は通行が出来ません。

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 そして、カウンターへ(写真)。従業員の女性に、撮影に協力して貰いました。「しまかぜ」に乗ったら、是非食堂車へ。

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 ビスタカーⅣ世の検討の中で生まれた「しまかぜ」。客席はハイデッカーですが、食堂車はダブルデッカー、大型車体の特長を最大限に生かしています。1階席(写真)。2階があって1階なんて、とも思いますが、スピードを実感するには1階の方が良いです。写真のとおり、準個室の雰囲気です。

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 2階席は、お客が増え、注文の真っ最中でした(写真)。こちらも眺望は抜群です。

 週6日運転、毎日ではありません。機会があれば、是非乗車されることをお薦めします。

 それでは、次回をお楽しみに。

志摩#3

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 それでは、今回は、先回の帰り道、50000系「しまかぜ」乗車記です。

 式年遷宮、及び伊勢志摩サミットに合わせ製造された「しまかぜ」、恐らく「ビスタカーⅣ世」を製造する最後のチャンスでしたが、それに対する回答でした。

 当初2編成、後1編成が追加製造され、現在3編成が週6日運用に就きます。賢島駅昼下がりに、2編成は並びます(写真)。

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 座席(写真)。ハイデッカー、大型車体に2+1列の本革シートで、マッサージャーも付き贅沢な車両です。

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 運転台(写真)。ガラス張りで丸見え、前方の眺望も良いです。

 構造を見れば分かると思いますが、一枚曲面ガラスに出来なかったのは、恐らく難波トンネル対策で貫通路が必要で、その設定のために多分割ガラスになったものと思われます。中央の窓がそうです。

 それでは、次回をお楽しみに。