それでは、今回から「栗原電気鉄道」、後の「くりはら田園鉄道」(廃止)若柳駅跡、「くりでんミュージアム」からお届けします。
写真は、KD12、元名鉄キハ12です(写真)。今は鉄道車両を製造しない富士重工(現「スバル」)製、「LEカー」で、運転頻度の低い名鉄八百津線等での使用を考えた車輌、大型車体ですが二軸単車です。
バス部品等を使用して製造していることから、正にコスト低減、経費節減に心血を注いだ、現代のレールバスです。
車内(写真)。ロングシートで、木製部品は無く、リノリウム張りです。暖地用の軽量な気動車です。
運転席(写真)。インパネ等は現在走る気動車とほぼ同じで、ここは鉄道車両です。
後継のボギー車、キハ20形及びキハ30形の導入で余剰となり、宮城にやって来ましたが、こちらも廃止、名鉄でも非電化区間は全廃で、これら車輌は国内では走っていません。しかし、以降の「軽快気動車」に繋がる思想として、現在も受け継がれています。
それでは、次回をお楽しみに。