それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両を見ていきたいと思います。
写真は、国鉄湧網線(廃止)佐呂間駅跡にある郵便荷物客車、スユニ50 517(写真)。客車の500番代は、北海道仕様車です。車体は50系客車と揃っていますが、台車は旧式客車の余剰品を流用していると思われます。ウイングバネは国鉄伝統ですが、ボルスタが無く、設計の古さが見て取れます。
国鉄改革で経費削減を突きつけられ、発生品で製造しましたが、しかし郵便荷物運送自体が廃止となり、余剰廃車となり、現在に至ります。
なお、この内部は、鍵を開けて貰うことが出来ますが、遅い時間であったため、残念でした。
それでは、次回をお楽しみに。