それでは、今回からは、北海道関連の写真をお届けしたいと思います。
写真は、国鉄湧網線(廃止)佐呂間駅跡に保存される、スユニ50 517です(写真)。郵便荷物客車、車体は新製で50系客車に分類されますが、当時の国鉄の経営状態を反映し、それ以外、台車等の部品は再利用されたものです。
今回は、郵便室を取り上げます。
郵便室の、郵袋室(写真)。各地の郵便局から、郵便物を入れた郵袋を置く場所です。一旦ここに入れた後、区分をされます。
区分を行う、区分室(写真)。郵袋から郵便物を出し、ここで仕分けをして、次に引き継ぎます。
スユニは、重量ス級、郵便ユ、荷物ニの略称で、郵便荷物客車を意味します。国鉄末期以降、鉄道での郵便も、荷物も運搬をしないことから、現在は全車廃車、保存車のみ残ります。列車内で仕分けしていた時代、今は考えられません。
それでは、次回をお楽しみに。