それでは、今回も名寄の「キマロキ」をお届けしたいと思います。
写真は、キ604、ロータリー車です(写真)。SL並みの巨体に、ボギー車のテンダを従え、自力走行は出来ませんが、巨大なパワーを持った機械であることが分かります。
ロータリー羽根真後の、運転席(写真)。ここで弁を操作し、ロータリーの回転を調整します。
その後は蒸気ボイラとなっており、9600形程は大きくありませんが、8620形並みに大きなボイラを内蔵します。
後には、焚き口があり、ここから石炭を投入、蒸気動力を得ています(写真)。足踏み式では無くチェーンを引き上げる方式です。
この真後にテンダがあり、ほぼSLと同じ大きさであることが分かると思います。
小樽総合博物館にもロータリー車は保存されていますが、テンダを失い、内側も見えず、この巨大さ、強力さを伝えるのには不足です。今更テンダを取り戻すことも出来ず、残念です。
それでは、次回をお楽しみに。