それでは、今回も引き続き北海道の保存車両を見ていきたいと思います。
写真は、国鉄相生線(廃止)北見相生駅跡の道の駅に保存される、キ703(写真)。見ただけでは、今は何か分かりませんが、これは「ジョルダン車」と呼ばれ、別名は「広幅雪かき車」、除雪車の一種です。「ラッセル車」同様、最初のメーカーがそのまま名につきます。
一般に、旧式化した小型SLを改造して製造する除雪車、つまり蒸気動の除雪車です。
後方から見ると、その姿がよく分かります(写真)。ボイラと蒸気溜めがあり、それはSL特有のものです。
今では全く見られない車両ですが、除雪技術の変遷の歴史を見ることが出来ます。
それでは、次回をお楽しみに。