それでは、今回も引き続き北海道の保存車両からお届けしたいと思います。
写真は、クハ711-103の台車です(写真)。クハですから当然T台車です。揺れ枕式で、ボルスタアンカが入っていますが、まるでモノリンクのようです。軸箱支持は国鉄伝統のウイングバネ式で、国鉄らしいです。
北海道という地域の特性もありますが、伝統は伝統、やはり北から南まで同じです。良きにも悪しきにも統一されています。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両からお届けしたいと思います。
岩見沢市郊外、道道沿いの農園レストランの庭か畑かに、保存されるクハ711 103(写真)。相方203と共に、先頭車のみ保存されます。
交流制御ですので、1M2Tでも運転可能ですが、電動車は残っておらず、またデビュー当時のリバイバル塗色でも無く、普通の711系です。
車内(写真)。ラッシュ対策で、一部ロングのセミクロスシート仕様に改造されたもの、急行「カムイ」の姿ではありませんが、中間ドア増設も無く、まだ美しい方です。
運転台(写真)。交流電車だからどう違うというレベルで、取り回しも直流、交直流電車とほぼ同じです。
リバイバル塗色は現役当時にケツ打ちしたのみで、記録に残らず残念でした。保存車も見当たりません。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回も引き続き「札幌交通資料館」からお届けします。
写真は、601の台車(写真)。軸箱支持は軸バネペデスタル式ですが、台車そのものは揺れ枕が台車枠の下側を渡る、かなり古いミンデン式のようです。しかも台車枠との間には重ね板バネが入り、高さが確保出来ないのは分かりますが、かなりクラシックな設計の台車と思われます。旧式車の足回りの再利用とも思われます。
「究極の台車」というものが無いために、色々な形を試行錯誤しています。平成に入りボルスタレス台車がそうなりつつありましたが、現在は古い設計が復活しており、やはり究極では無かったのでしょう。車両設計者を悩ませます。
それでは、次回をお楽しみに。