それでは、今回も引き続き、JR東日本秋田車両センター(旧称「南秋田運転所」)からお届けします。
写真は、キハ40系、片運転台のデッキ付き、キハ48 520です(写真)。青の秋田の塗装になっています。
後方、T台車(写真)。ボルスタ台車で、ウイングバネがゴムカバーをしているのか、あるいは円筒案内式か、あまり見たことが無い形です。酷寒地用が余り、内地に戻ってきたかのようです。
M台車(写真)。後位側には滑り止めの砂箱があり、これが駆動輪、いわゆる「1軸駆動」です。これも、同じ形です。
キハ40系は、電車並みの大型車体に、高速性能が加わり、期待された形式ですが、車重が増えた割に機関出力は向上せず、燃費がかさむという欠点があります。そのため、JR各社では機関を更新したり、直噴化改造したりしましたが、やはり国鉄形、置き換えの時期が近づいています。例えばJR東海では置き換えが完了し、使用していた車両は海外に輸出されました。JR筆頭である東日本でも置き換えは進んでいますが、未だ完了はしていません。逆に、今後重要となる気がします。
それでは、次回をお楽しみに。