それでは、今回は、小松市にて保存される、クハ489 501をお届けします。
489系として、485系から独立して製造された同車、クハ481 100番代に相当しますが、向きが固定されたため片渡りとなり、また本来の用途横軽協調装備が追加された車両となっています。
その台車(写真)。TR69Aとされ、国鉄伝統のウイングバネペデスタル式の軸箱支持、またボルスタ台車となっています。また、外側にダンパーが後付けで追加になっているようです。ボルスタアンカも特徴的です。
クハ489 1は、京都鉄道博物館にも保存されますが、あちらはクハ481とほぼ同じで、あまり特徴はありませんが、こちらは横軽装備バリバリで、置くべき車両が逆だったのでは、とも思われ、何と言えば良いのか。しかも外観をクハ481同様にする作業も行ったことがあり、逆ではとの思いは強いです。そこまで考えておくべきであったように思われます。
それでは、次回をお楽しみに。