それでは、今回も引き続き、京阪寝屋川のイベントからお届けします。
今回は、63「びわこ」号です(写真)。かつて、京阪三条駅が地上で、鴨東線も無く、京津線も軌道であった時代、天満橋から浜大津までスルーする運用のため製造された、60形。その、唯一の現存車輌です。
外観は修復され、動態化が目標だそうですが、本線も昇圧、京津線は京都市営地下鉄とも乗り入れで、走らせる場所は石山坂本線しかありません。
運転台(写真)。ドアで仕切られた、半室運転台です。機器は、路面電車や戦前形電車とほぼ同様の装備です。
助士席側ですが、半室客室で、ハンドブレーキ以外は乗客スペースです(写真)。
キャブ周辺を、少し離れて(写真)。位置関係、面積が分かると思います。
木材が多用されるのは戦前形車両には多く、これが美しい姿で現在まで残っているのは、ある意味驚きでもあります。この電車の特徴を、もう少し見ていきたいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。