それでは、今日は、引き続き山陽地区の保存車を見ていきたいと思います。
下松市、笠戸島の公営宿泊施設駐車場には、D51 592が保存されます(写真)。夕景の撮影、光線的に厳しいです。
再訪時には施設の建て替えで撮ることが出来ず、昨冬やっと再度の撮影が叶いました。しかし、錆止めの朱色が見えてしまい、ちょっと、という感じです。
当時は、キャブにも立入可能でした(写真)。一般的な形で、準戦時形にも区分されない、安定した時期の1両、この陸地側にある日立製作所笠戸工場製の1両です。地元の誇りでしょう。
この軸配置「ミカド」は、明治期に日本鉄道が、常磐炭を使用するため火室を広く取るために発注した形で、製作したアメリカの会社が大々的に「帝の国の機関車」と宣伝したため付いた名前です。戦時中彼の国ではは「マッカーサー」などとも呼ばれたそうです。日本を代表する形式で、「きかんしゃトーマス」に出てくる日本製の「ヒロ」も、ミカドでした。
それでは、次回をお楽しみに。