Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

四者四様#6

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 それでは、今回も引き続き、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。

 写真は、エアーコンプレッサー(CP)(写真)。現在流行のスクロール式では無く、レシプロ式のようです。モーターを動力にするCPです。

 電車なら電気があるので、電動式で問題ないですが、内燃動車では、動力を機関連動式とするか、電動式とするか悩むところです。自動車のオルタネーターでも、かなり発電出来るのは事実ですが。

 それでは、次回をお楽しみに。

四者四様#5

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 それでは、今回も引き続き、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。

 今回は、12-000形のパンタグラフ(写真)。菱形ですが、小型で、小断面トンネルの大江戸線用のものです。

 高さが極端に変化しなければ、これで十分です。屋外区間も無いでしょうから、シングルアームである必要も無いようです。

 それでは、次回をお楽しみに。

四者四様#4

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 それでは、今回も引き続き、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。

 写真は、12-354の、台車(写真)。ボルスタ(揺枕梁)付きの台車、軸箱支持は軸バネペデスタル式の様です。モーターやギヤボックスなどの駆動部が無いことから、小径輪と相俟って、小型化が達成されています。

 「鉄輪リニア地下鉄」という国内初の技術で、今までの既成概念に囚われない設計が出来、新たなスタンダードとなっています。そして、同形は各地に広がりつつあります。

 それでは、次回をお楽しみに。

四者四様#3

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 それでは、今回も引き続き東京都交通局馬込のイベントからお届けします。

 写真は、12-358、12-300形の先頭車です(写真)。軌間は1,435ミリですが、トンネルは小型断面、鉄輪式リニア地下鉄と呼ばれます。

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 その、制御装置(写真、12-354)。リニアといってもVVVFで、そこは普通の電車のようですが、駆動部分が異なり、そのため車両が小型化されています。

 なお、鉄輪式リニア地下鉄の試作試験車は、豊島区の公園で展示されますが、荒れ放題、今でもあるでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

四者四様#2

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 それでは、今回も引き続き、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。

 写真は、E5002の、台車(写真)。ボルスタレス台車で、軸箱支持は軸はり式、これで大江戸線浅草線も走行出来る性能のようです。

 名古屋市営地下鉄も、各線全部仕様が異なりますが、都営地下鉄も4路線一つとして同じ規格では造られていません。唯一大江戸線浅草線軌間が同じこと、それだけです。その当時最新の設計と言うべきか、乗り入れ先の都合か。規格品で統一出来ない、都営の悩みです。

 それでは、次回をお楽しみに。

四者四様#1

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 それでは、今回からは、東京都交通局馬込のイベントからお届けします。

 写真は、E5002、E5001とのペアです(写真)。大江戸線車両を馬込検修場まで牽引するための機関車、鉄輪リニアと通常駆動の双方に対応します。

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 制御装置、VVVF他です(写真)。VVVF(和製英語)インバータは、ドイツ・シーメンス社製と表示されます。JR東日本E501系の登場当初、及び京急2100系の「ドレミ」インバータと同じです。駆動音が聞こえれば最高ですが、そのチャンスはなかなかありません。

 それでは、次回をお楽しみに。

小さいながらも#12

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 それでは、今回は、伊豆箱根鉄道大場のイベント最終回です。

 写真は、3505の、軌条塗油装置です(写真)。急屈曲でのレールと車輪の摩擦を減らすために、一部の車両に装備される装置です。車両に搭載されることが多いですが、専用の機械を特定の場所に設置したり、あるいは人力で塗ったりするところもあります。

 一般には摩擦軽減には油を使いますが、一部急勾配のある鉄道では、油では制動が効かなくなることから、水だったりします。それは、会社毎に異なります。

 それでは、次回をお楽しみに。

小さいながらも#11

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 それでは、今回も引き続き、伊豆箱根鉄道大場のイベントからお届けします。

 写真は、3000系3505の、蓄電池箱(写真)。中に蓄電池が入っています。一般に蓄電池は起動に使われる他、MG、SIV故障時の制御系維持のための、電源に使用されます。

 常用するのは問題のような気もしますが、いざという時には欠かせない一つです。実用本位、不要なものは一つもありません。

 それでは、次回をお楽しみに。

小さいながらも#10

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 それでは、今回も引き続き、伊豆箱根鉄道大場のイベントからお届けします。

 写真は、ブレーキ制御装置(写真)。先頭車の3505のものです。電気指令式ブレーキを、空気制動にするための装置と思われます。奥には保安ブレーキ装置、手前にはブレーキ継電器が写り、ブレーキ関連の装置が集まっているのが分かります。

 ブレーキは安全に欠かせない装置で、電車の生命線とも言えます。その点からも、整備の重要性が分かると思います。

 それでは、次回をお楽しみに。

小さいながらも#9

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 それでは、今回も引き続き伊豆箱根鉄道大場のイベントからお届けします。

 写真は、恐らく検車中の3000系の台車、住友金属(現「新日鉄住金」)FS372と陽刻が入ります。完全なボルスタ付き台車です。

 親会社が西武鉄道であったことから、まさか旧式車のお下がりでは無いでしょうが、平成の流行ボルスタレス台車ではなく、やはり保守的な設計です。西武でも、同形の台車を使用する電車は、まだ多数あります。車体は軽量ステンレス、まだ数十年は使うでしょうから、この台車も当分使用されるのでしょう。

 それでは、次回をお楽しみに。