Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

The Gold#2

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 それでは、今回も引き続き泉北高速鉄道光明池からお届けします。

 「泉北ライナー」12020系、その違いは、車内です。車内は写真のとおり、デッキは金箔で金色です(写真)。

 1編成のみの存在とのことで、思いっきり贅沢をしています。

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 洗面台(写真)。左右は金箔で金色です。

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 多目的トイレ(写真)。流石にトイレ内部には金箔を貼りませんが、同系の近い色で雰囲気を出しています。

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 男性用小用トイレ(写真)。こちらも内部は同じ、扉も同系色です。

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 通常の共用トイレ(写真)。こちらも、同様です。

 ここまで贅沢出来るのは、いざとなれば系列の南海に譲渡し、「サザン・プレミアム」で使えば良いとの割り切りでしょう。難波から泉北線で、全席指定の需要はどの程度か分かりませんが、その辺もあり確信出来るのでしょう。

 それでは、次回をお楽しみに。

The Gold#1

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 それでは、今回から泉北高速鉄道光明池のイベントからお届けします。

 写真は、12020系12021(写真)。「泉北ライナー」用に新造された車輌、基本的には南海電鉄「サザンプレミアム」12000系と同一です。

 基本、外観では金色の正面が特徴です。

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 運転台(写真)。横軸2ハンドルは一般的なものです。しかし新しい車両であることは変わりありません。

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 貫通路(写真)。ここも12000系と共通のようで、南海本線8000系と併結可能と思われます。

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 助士席(写真)。貫通路使用時は、ここも閉鎖出来るようです。

 ここまでは12000系と全く同じですが、中はがらりと変わっています。それは、次回以降で。

 それでは、次回をお楽しみに。

急勾配の向こう側#4

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 それでは、今回は、神戸電鉄鈴蘭台最終回です。

 鈴蘭台から見津車庫への移動は、6000系で行われ、下車後撮影用に使用されました(写真)。そして、帰りも同じ電車で鈴蘭台に戻りました。

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 6004の運転台(写真)。ツーハンドルで、普通の運転機器に右の液晶モニターが追加されています。従前の車輌との共通性を重視しているようです。

 ハンドルの回転方向等、だんだんと改良されていきますが、過去との共通性など、変わらない点もあります。それは、その会社のポリシーだと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。

急勾配の向こう側#3

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 それでは、今回も引き続き神戸電鉄鈴蘭台のイベントからお届けします。

 写真は、工場内の台車交換用の「台車トラバーサ」(写真)。車体を支えたまま台車を下ろし、仮台車に載せるための施設です。クレーンやジャッキを使用しない小規模な工場で、よく見られる施設です。

 通路確保のため動作は見られませんが、典型的な構造のものです。沈むトラバーサ、時々見かけます。

 それでは、次回をお楽しみに。

急勾配の向こう側#2

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 それでは、今回も引き続き神戸電鉄イベントからお届けします。

 見津車庫に据え付けられた撮影会用の編成、1104始め3連(写真)。貫通扉の報告幕は山陽電鉄と同形式、恐らく同じ川崎重工製でしょう。

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 同車の台車(写真)。軸箱支持はウイングバネペデスタル式ですが、揺れ枕では無く台車枠の下側を渡る梁が台車と車体を繋ぎ、これと台車をボルスタアンカが連結しています。勾配を登るときの粘着を大きくする目的と思われます。

 現在も「究極の台車」が無い台車構造で、昔はいろいろな台車があり、それが淘汰され現在の構造になっています。進化の過程、及び技術上の必要性で、選択された台車です。

 それでは、次回をお楽しみに。

急勾配の向こう側#1

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 それでは、今回からは、神戸電鉄鈴蘭台のイベントからお届けします。

 鈴蘭台車庫から仕立てられた専用列車の目的地は、見津車庫。既に、撮影会の準備は整っています。

 写真は、アルミの地肌が見える車輌、3004です(写真)。

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 同車の台車(写真)。ボルスタ台車で、軸箱支持はウイングバネペデスタル式、車体にほぼ固定されたボルスタアンカが、目立ちます。

 アルミ無塗装といった新機軸もありましたが、足回りはかなり保守的です。しかし、鉄道屈指の急勾配に全電動車で挑む車両であることから、当然と言えば当然です。

 それでは、次回をお楽しみに。

復活#6

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 それでは、今回は神戸市交通局名谷最終回です。

 制御装置更新が進む2000系2520、その心臓部VVVFインバータです(写真)。以前は1000系でやっていましたが、今は2000系で進みます。

 造られた構体がしっかりしているのか、それとも車輌を大切にしているのか、現在も更新が進みます。こういう形での全VVVF化もあります。

 それでは、次回をお楽しみに。

復活#5

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 それでは、今回も引き続き、神戸市交通局名谷のイベントからお届けします。

 写真は、塗装中の2120(写真)。足回りは無くジャッキに載り、また塗装のマスキングがされています。

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 その前に置かれる、住友金属FS393台車(写真)。2120のものと思われる、軸箱支持はSUミンデン式の、ボルスタつき台車です。

 同じ市内の川崎重工製だからでしょう、1000形に引き続き2000形もVVVF化改造を行っています。車輌を大切に使っています。

 路面電車廃止で、一時神戸市交通局はバスのみでしたが、地下鉄という形で鉄道事業者として復活しました。大量輸送で、これに優る物はありません。

 それでは、次回をお楽しみに。

復活#4

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 それでは、今回も引き続き、神戸市交通局名谷のイベントからです。

 写真は、神戸市電800形808です(写真)。戦時色の濃くなった時期の車両です。

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 運転台(写真)。マスコンエアブレーキ弁、及び圧力計のみで、簡易な運転台です。

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 戦時期の車輌として、それまでのセミクロスシートから、ロングシートに切り替わっています(写真)。輸送力の観点からはこうなるのでしょうが、断腸の思いであったのでしょう。

 早くからツートンの塗色は、先進的でモダンな姿であり、港町らしいと言うべきか。しかし、路面電車全廃は、当時の風潮からはやむを得ないとはいえ、残念なことでした。

 それでは、次回をお楽しみに。

復活#3

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 それでは、今回も引き続き、神戸市交通局名谷のイベントからお届けします。

 写真は、神戸市電705(写真)。戦前の完成形700形の1両です。全体が保存されています。

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 運転台(写真)。マスコンとブレーキ、及び圧力計のみの、簡易な運転台です。

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 車内(写真)。ロマンスシートが神戸市電の特徴とのことですが、このシートは760のものであるとの記載もあります。

 路面電車クロスシートは、名鉄モ510等を思い出します。贅沢な装備ではあります。

 それでは、次回をお楽しみに。