Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

流行#4

f:id:seichiro0:20170926213857j:plain

 それでは、今回は、「仙台市電保存館」最終回です。

 写真は、ボギー車であった市電の、台車(写真)。構造的特徴は、直角カルダン駆動であることです。

 技術未発展の時代には、平行カルダン以外にも、直角カルダン、垂直カルダンなどの駆動方式がありましたが、整備性等の関係で、結果的には平行カルダンが主流となっています。

 昭和40年代には、道路交通の邪魔者として多くの路面電車が廃止されましたが、原因は道路整備の遅れであって、路面電車のみの問題ではありません。「橋理論」などと、道路無策の口実を続けたあの政党に、与党の資格はありません。

 それでは、次回をお楽しみに。

流行#3

f:id:seichiro0:20170921223928j:plain

 それでは、今回も引き続き、「仙台市電保存館」からお届けします。

 今回は、全3両の3両目、415です(写真)。近代的な外観の路面電車仙台市では最終期のようです。

f:id:seichiro0:20170921223943j:plain

 運転台(写真)。路面電車の装置に、ワンマン運転用の放送装置等が追加されています。

f:id:seichiro0:20170921224006j:plain

 車内(写真)。金属の上にリノリウム張りとなり、近代的な出来上がりです。木材の使用はありません。

 主要都市ではどこでもありふれていた路面電車ですが、多くの都市で廃止となり久しいです。この流れは、どこから起きたのでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

流行#2

f:id:seichiro0:20170919223406j:plain

 それでは、今回も引き続き、「仙台市電保存館」からお届けします。

 写真の電車は123、左右非対称の正面です(写真)。営団6000系のデザインの元のようでもあります。

f:id:seichiro0:20170919223449j:plain

 運転台(写真)。路面電車の運転装置に、右手にワンマン運転の自動放送用の装置があるのが分かります。省力化が叫ばれた時代でした。

f:id:seichiro0:20170919223505j:plain

 車内(写真)。かなり金属部分が増えましたが、床は木材です。確かに、路線バスでも昭和40年代まではそうであったような気がします。

 先回の1号から、木造から半鋼製まで進みました。以降、発展が見たい気がします。

 それでは、次回をお楽しみに。

流行#1

f:id:seichiro0:20170913195352j:plain

 それでは、今回からは、「仙台市電保存館」からお届けしたいと思います。

 仙台市営地下鉄南北線車庫に併設される同館は、震災後一時閉鎖されていましたが、公開を再開しています。今回は震災後の写真です。

 半鋼製の電車、仙台市電1です(写真)。初号車と思われます。

f:id:seichiro0:20170913195408j:plain

 マスコン(写真)。川崎造船所製です。右手にハンドブレーキが来ています。

f:id:seichiro0:20170913195427j:plain

 車内(写真)。床面も、壁面も木材が多用され、クラシックな電車です。

 地下鉄の車庫ですが、地下鉄では行けず、バスも不明で、駐車場数台分しか無いささやかな展示館ではあります。

 それでは、次回をお楽しみに。

基幹工場#3

f:id:seichiro0:20170912201248j:plain

 それでは、今回は、JR東日本新幹線車両センター(宮城県利府町)から、最終回です。

 写真は、E5系新幹線電車のM台車です(写真)。やはりボルスタレス台車で、構造的には内側板バネ2枚+軸バネの、SUミンデン式です。モノリンクではありません。

 使用車両は、U02編成と書かれますが、チョークでは「U4」となっており、不明です。しかし、タッチ出来るのは、何という幸運でしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。

基幹工場#2

f:id:seichiro0:20170911205622j:plain

 それでは、今回も引き続き、JR東日本新幹線車両センターからお届けしたいと思います。

 写真は、場内の第2トラバーサ(写真)。車両の整備工場入場に使用されます。E2系車両が載っています。

 同センターは東北新幹線開業に伴い開設、比較的新しい工場で、全体が人工地盤の上に設置されています。まさか、あんな地震が来るとは、誰も思っていなかったでしょうが。

 それでは、次回をお楽しみに。

基幹工場#1

f:id:seichiro0:20170910225200j:plain

 それでは、今日からは、JR東日本新幹線車両センター(宮城県利府町)からお届けします。

 今回は、「こまち」E6系、当時のS12編成先頭車の、連結器(写真)。普段はカバーが覆い空気抵抗を減らしますが、主に盛岡駅で主にE5系と併結するときに開け、連結します。

 動画があれば良かったのですが、少し昔のものであり、探すのが困難です。今年は、どうでしょうか。

 ちょうど本日で、ブログ開設1周年を迎えます。ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。

 それでは、次回をお楽しみに。

駅前公園

f:id:seichiro0:20170908203014j:plain

 それでは、今回は、保存SLをお届けしたいと思います。

 山形駅近くの公園にて保存される、8620形68691(写真)。大正の名機です。米沢以北で使用されたのか、旅客用機ですが、支線区では貨物に従事した記録もあります。ヨーロッパ風のスポーク動輪が特徴です。

f:id:seichiro0:20170908203034j:plain

 キャブにも入れます(写真)。出入り自由であることから、水面計は割れ、砂埃、塗装剥げが酷く、少々今後が心配されます。

 細身のボイラに、小さな焚き口、戦中、戦後のSLとは大きく異なりますが、これでも出力は十分だったのか。メカニカルストーカーもありません。

 それでは、次回をお楽しみに。

特注品

f:id:seichiro0:20170907200632j:plain

 それでは、今回も引き続きJR東日本長野車両センターからお届けします。

 長野車両センター中央の、トラバーサ(写真)。屋根及び側面壁があり、車両が雨等で汚れる心配がありません。

 しかし、駆動部分が反対で、あまり意味が無い写真となっています。次回があれば、反対側から撮りたいと思います。

 それでは、次回をお楽しみに。

用途無し

f:id:seichiro0:20170906200556j:plain

 それでは、今回も引き続きJR東日本長野車両センターからお届けしたいと思います。

 写真のスカ色の電車は、クモユニ143-1です(写真)。郵便・荷物電車で、電車の先頭あるいは最後尾に連結され輸送に従事していましたが、国鉄改革で郵便輸送及び鉄道小荷物が廃止となり、用途が無くなり、一部は牽引車に改造、しかし同車は改造されずに残ります。

 塗色は、中央東線115系が山スカ色であったからと思われますが、長野色になる前の信越線は、言葉に詰まります。

f:id:seichiro0:20170906200616j:plain

 車内に入れたので、入ります。荷物室(写真)。金属スノコが特徴です。手ブレが酷く、申し訳ありません。なお、左奥は、トイレです。

f:id:seichiro0:20170906200656j:plain

 郵便室(写真)。郵便専用車であると、郵袋室が別に設けられ、郵袋等の出し入れはそこにある出入口で行いますが、同車は仕分け室に出入り扉があり、仕切りが無いものと思われます。

 目の鋭い人は、長野駅篠ノ井側にいつも同形が1両停まっているのに気付くと思います。望遠を効かせると写真が撮れますので、ご参考までに。

 それでは、次回をお楽しみに。