それでは、今回も「小樽総合博物館」ネタをお届けしたいと思います。
写真の車両は、スユニ50 501です(写真)。足回り等を旧式車から再用し、車体を50系客車に準じ新製した車両です。しかし製造後間もなく郵便荷物輸送が廃止され、大量に廃車されることとなります。
本州用は電気暖房対応で+2000されますが、北海道用はそうではなく、一般客車の北海道用と同じく500番代で、その初号です。
両端はオハフ50、オハフ51同様緩急車の設備があり、少し見えています。そして、手前は荷物室です(写真)。車体の床は普通の板張り、木製スノコが載せられます。
そして、トイレと喫煙室で、郵便室と仕切られます(写真)。
中間の、郵便仕分け室(写真)。列車の車内で仕分けをするのですが、今では人形を置かないと分からない、そういう設備となっています。
そして、荷物室同様大きな手動扉で搬入する、郵袋室(写真)。ここに郵袋が持ち込まれ、ここから仕分けに入れられます。
今では、説明が必要なほど分からない設備となっています。時代ですが、それだけ道路網が発達したということでもあります。何故多くの中央郵便局は駅前なのか、それも同じ理由、今では分かりにくくなっています。
それでは、次回をお楽しみに。