それでは、今回は、トラバーサをお届けしたいと思います。
今日の写真は、JR四国多度津工場の、トラバーサです(写真)。ビニールクロスの屋根付き、運転台のあるタイプです。ちょうど反対側に見えています。集電はパンタグラフ式で、奥側に架線と3台のパンタグラフが見えています。駆動は左右2台のモーターで行っていると思われます。
矩形の工場では、敷地の有効利用に欠かせないトラバーサ、工場の特徴が出ています。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今回は、真岡の「SLキューロク館」からお届けします。
かつては真岡市内の公園にて保存されていた9600形、49671ですが、現在は真岡駅併設の「SLキューロク館」のメイン展示となっています。
なお、土休日の定時には、内部に設置されたエアコンプレッサーで、館内から自走で小移動の実演が行われます。
同機のキャブ(写真)。走行するということで、全部完璧に揃っています。
ボイラの前を棒が渡り、大きな存在となっていますが、これが同機の加減弁、現役当時、機関士が右側の安全を確認しながら走ったことから、通常とは反対の右機関士となり、同機の大きな特徴となっています。。こんな特異機が残っています。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今日は、先回と同じく、国立市の施設からお届けします。
鉄道総研、現在のJR総研の前の市施設「ひかりプラザ」には、山陽新幹線高速度試験車、951-1が保存されます(写真)。
なお、この周辺の地名は、新幹線に因み、「光町」です。
昼間、開館時間であれば、車内見学が出来ます。室内は既に座席は撤去され、新幹線関連記念品の展示が行われています。
運転台にも入れます(写真)。試験車であることから、0系と比べ、右側のインパネが増えています。昭和40年代の試験車のイメージで、東北新幹線試験車961と比べても少し古い感じです。
951の試験が完了しても0系の増備は続きましたが、100系への基礎資料とはなったようです。
それでは、次回をお楽しみに。
それでは、今日は、現存する数少ない「郵便車」をお届けしたいと思います。
近代日本で、鉄道と共に全国規模に拡大した、郵便。しかし、現在の道路網の発展に伴い、トラック輸送に取って代わられ、現在は廃止となっています。
その名残を伝える、中央郵政研修所(国立市)にて保存される、オユ10 2555(写真)。隅田川貨物駅から、東北本線を経由し、遙か北海道まで運用に就いた、郵便客車です。引退し、保存されます。
先ずは、デッキから見学します(写真)。郵便荷物車は、編成の端に連結されるため、緩急車の機能もあります。
続いて、郵袋室(写真)。専用ドアがあり、郵便局からの郵袋を積み込む場所です。
区分室(写真)。開封した郵袋の中身の郵便物を、区分整理する場所です。
冷水器(写真)。後はトイレ、反対は喫煙席(休憩場所)で、奥にはもう一つの郵袋室があります。
奥の部屋には、郵便車、郵便電車の写真が多数あり、製造から僅か数年で解体された、クモユ143の写真もありました。
今後道路網が後退することは無く、鉄道で郵便を輸送するという時代が再び来る可能性は低いですが、過去の記録として保存されるのは良いことです。その時代に思いを馳せることができます。
それでは、次回をお楽しみに。