それでは、連載4回目は、板谷峠の最終回です。
「峠」駅から一つ米沢寄りは、「大沢」駅です。スノーシェッドの中に、2面2線の対向式ホームがあります(写真)。手前側にシェッドは広くなっており、出口になっています。
2線分あるシェッドを出ると、通路と保線機械用のレールがあるのが分かります(写真)。
更に歩くと、旧来のホームと思われる場所に出ます(写真)。これも対向式2面2線、ここが旧来の駅ですが、既に他の施設は残っていません。
勾配線区専用のE形タンク4110に始まり、EF16、EF64、EF71・ED78、485系、400系、E3系と通過車両が変わるにつれ、複線化による輸送量増加への対応、車両性能向上に伴う施設の廃止が行われ、現在の姿となっています。古い施設へのノスタルジアもありますが、改良された現在の姿を、もう一度見直したいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。