Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

四国のような#1

 それでは、今回からは、TXと同日にイベントが開催された、関東鉄道水海道車両基地のイベントからお届けします。

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 写真は、最寄りの水海道駅との間を往復する、キハ318(写真)。恐らく相方は、キハ317です。国鉄キハ35系の車体更新車、同時に乗降用のステップが不要であることから客室扉の外吊戸を改め、戸袋に収まる引戸になっています。

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 その、運転席側の台車には、中央のディーゼル機関からプロペラシャフトが伸び、台車の継手に繋がれています。つまり動台車であることから、DT22Cと思われ、TR51Bでは無いようです。軸箱支持はウイングバネペデスタル式、車体支持はこれもコイルバネで、ガチガチの国鉄形台車です。

 JRの一般形気動車の多くの軸箱支持方式は積層ゴム式で、ボルスタレス台車が一般的であることから、この懐かしい台車は間もなくJRからも、そう遠くない未来には関東鉄道からも姿を消す可能性があります。分割民営化から30年、国鉄は過去となりつつあります。

 それでは、次回をお楽しみに。