それでは、先回で終わりの筈であったJR東日本東京総合車輌センターイベント、延長の追編です。
写真は、JR東日本が自身で設計した最初の通勤電車、209系の試作車である901系クハ901-1、後のクハ209-901です(写真)。耐用年数13年を経過したことから廃車となり、同車が大宮の鉄道博物館に召し上げられたクモハ100-901の後釜となり、鎮座します。
その、運転台側の台車(写真)。TR246とされ、ダイレクトボディーマウント式のボルスタレス台車、ヨーダンパも装備されない、本当に軽量の台車です。軸箱支持も軸はり式で、軽量で簡易な構造です。
後側の台車(写真)。こちらの方が分かりやすいですが、本当にこれだけ、輪軸を固定しているだけです。
「コスト半分、寿命半分」と言われた209系でしたが、法律上の耐用年数13年を経過して、短編成化、改造で房総地区に一族移動、元は910両あった同形式ですから、113系等の国鉄形を一掃、一般運用のほとんどをこなします。運転管理もICカードで厳しく、正にATSの奴隷です。皆さんは、どう思われるでしょうか。
それでは、次回をお楽しみに。