Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

何かの縁で#2

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 それでは、今回も引き続き、西尾市の保存SL、C12 230をお届けします。写真は、再掲です(写真)。

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 階段を登り、キャブが見学出来ます(写真)。ボイラの焚き口、則ち中央部分(写真)。足踏み式の両開きの焚き口では無く、チェーンを引っ張り開ける方式の焚き口、小型のボイラのSLで採られる方式です。上には全開用のレバーがあります。上方の水面計のガラスは汚いながら両方揃い、屋外で低い柵だけで守られた同機には、信じられないことです。

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 助士席(写真)。石炭を投入しないときには、ここに着席します。

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 機関士席(写真)。上から加減弁(アクセル)、圧力計、速度計、回転式逆転機、単弁、編成ブレーキで、ブレーキのハンドルが一つありません。機関士には着席用のシートもあり、座布団が敷かれます。

 逆転機を回すだけで、弁装置の出入が前後反対になり、結果進行方向が入れ替わる仕組みは見事です。ただ、C62などでは回転式では無くレバー式で、調整が難しいとの話もあります。小型機や貨物機には無い悩みです。

 それでは、次回をお楽しみに。