Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

風雪に耐え#36

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 それでは、今回は北海道の連載最終回です。

 写真は、苫小牧市科学館にて保存される、C11 133です(写真)。苫小牧から分岐する日高本線でもC11は使用されていましたが、気動車化が早く、他線区のC11を持ってきました。

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 足回り(写真)。動輪が大きいのは、タンク機ながら高速走行の車両だからです。軸配置は、1C2のアンチパシフィック(2C1パシフィックの反対のため)、完全に客貨両用ですが、後側の石炭搭載スペース分後に1軸増えています。

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 キャブ(写真)。一部水面計も割れておらず、オープン展示ながら状態は良いのか。しかし、ペンキが厚くペイントロックしています。

 内地へのフェリーは、函館は青森と大間の便のみ、小樽もありますが、多くは苫小牧周辺に集中しています。そのため、内地への帰途は苫小牧から、という観光客は多いはずです。つまり最後は、王子製紙か科学館か、その辺でしょう。なお、苫小牧科学館には、ロシアの国際宇宙ステーション以前の宇宙滞在施設、「ミール」があります。私にいわせれば、今やISSも事実上ロシア領だと思いますが、どうでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。