それでは、今回は、紀勢地方の保存SLをお届けします。
新宮市の公園にある、C11 96(写真)。特段特徴の無いカマですが、恐らく紀勢中線時代から使用されていた車両と思われます。
紀勢中線の前身となる軽便鉄道は新宮が終点、ルート変遷を経て、熊野川に架橋して紀勢本線となり、現在の場所に落ち着きました。
キャブ(写真)。オープンな公園で、さすがに水面計は駄目でしたが、割と状態は良いと言うべきか。
この近くの保存機で写真を撮っていると、女性が寄ってきて、「待ってました。」と言われました。話を聞くと、古新聞を持ってきて、そのSLを清掃した男性の話が載っていて、その人がまたやって来たのと勘違いしたのでした。多分その男性は、気まぐれで来たのでしょうが、彼女はまた来る日を心待ちにしていて、「危険な情事」のようで、とても罪な話です。
それでは、次回をお楽しみに。