それでは、今回も引き続き、阪急正雀工場からお届けしたいと思います。
写真は、8413始め8連、「古都」です(写真)。マルーンの漆の上に描いた蒔絵のようで、凝ったラッピングです。阪急のみに可能なデザインでしょう。
同編成は、イベント時に洗車体験に使用され、乗車が可能でした。
運転台(写真)。阪急でのワンハンドルマスコンは6300系以降からですが、3形式目、この系列からVVVF車となっています。なお、左手のピラーには、デジタル式の電圧計等のメーターが装備されます。
多くの鉄道会社が、車体保守省力化の観点から、ステンレスや無塗装アルミ車体を使用することが増えている中、今でもポリシーを持ってマルーンの塗装を維持する阪急は、その中でも美しい車体だと思います。保守は大変ですが、今後も維持して欲しいですね。
それでは、次回をお楽しみに。