Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

Sleeper Class#3

f:id:seichiro0:20170817203934j:plain

 それでは、今日は、クハ715-1、元のクハネ581 8をお届けしたいと思います。

 581系は、世界初の寝台電車として、登場しました。夜は寝台、昼は座席として利用可能、傑作でしたが、新幹線網の整備、ボックスシートであることなどから運用が減少、多くは近郊形419系や715系に改造され、用途が変更されました。

 同車も引退後、小倉工場で保存され、外観を復元され「九州鉄道記念館」保存車両となっています。

f:id:seichiro0:20170817203954j:plain

 車内(写真)。種車ボックスシートを生かしながら、洗面台側にドアを追加しています。ボックス部の寝台は、生き残っているようです。

f:id:seichiro0:20170817204012j:plain

 洗面台側(写真)。左がトイレで2か所、右が洗面台跡で3つ装備されていましたが、何れも封鎖されています。

f:id:seichiro0:20170817204041j:plain

 前側デッキ跡(写真)。仕切りは外されデッキはありません。その前が機器室、右側に通路があります。

f:id:seichiro0:20170817204059j:plain

 通路の先は、業務用ドアになっています(写真)。

f:id:seichiro0:20170817204122j:plain

 その先は、運転台です(写真)。中間に入るときは、仕切りを閉じ、貫通路が通路として使用可能な構造になっています。クハ481 200番代の、設計の元です。

 秋田で命脈を保っていた、最後の583系も運用が終了し、現役車は無くなってしまいました。老朽化とはいえ、残念です。

 それでは、次回をお楽しみに。