それでは、今回は、引き続き日田市の「富士」をお届けしたいと思います。
写真は、元オロネ25の、オロネ15 3005です(写真)。寝台特急「さくら」廃止に伴い、「富士」と「はやぶさ」が併結され、九州特急が14系に統一される際に改造編入された車両です。方向幕の「寝台特急 富士 日豊線経由西鹿児島」も注目。
銀色の帯は、かつてのクロムメッキでは無くステンレスです。「富士・はやぶさ」は、14系14形の白帯と、15形等のステンレス帯が入り乱れ、編成美が失われていました。しかし、それだけ状況が切迫していたのも事実でした。
オロネ15 3000番代、すなわちオロネ25は、A寝台個室「シングルデラックス」でした(写真)。座席を引き出し寝台になり、窓際の机を開けると洗面台になっています。トイレ等の設備は共用です。
因みに、「北斗星」は、金帯の24系客車を使用していましたが、あれが本物の真鍮で帯が出来れば良かったのでしょうが、残念ながらペイントでした。
それでは、次回をお楽しみに。