それでは、今日からは、北陸本線旧ルートのトンネル群をお届けします。
滋賀県、旧木之本町から一般国道を北上すると、右に分岐後下を潜り、左に抜ける道があります。抜けた場所には、トンネルがあり、1車線分しか無く、信号で通行が規制されています(写真)。
このトンネルが、日本初の長大トンネルとなる柳ヶ瀬隧道で、深坂トンネル開通で北陸本線のルート変更後、暫く「柳ヶ瀬線」というローカル線として維持されるも、間もなく廃止、道路トンネルに転用されました。
北側出口(写真)。こちらは、石積みの立派なポータルが残っています。
道の脇には、石碑が建っています(写真)が、少し読みづらくなっています。
その横には、平成になってから建てられた、土木学会推奨土木遺産のプレートと碑が建っています(写真)。
北陸と関西のショートカットを目的に、敦賀~長浜間に鉄道敷設が計画され、そのルートとしてこの柳ヶ瀬隧道は完成、ルート完成により北陸からの輸送が、船で約半年だったのがが3日に短縮、劇的な変化をもたらしました。近代化です。
それでは、次回をお楽しみに。