それでは、今回は、引き続き蒲原鉄道をお届けしたいと思います。
蒲原鉄道は、起点が五泉で、かつての終点は、加茂でした。以降、部分廃止で村松まで縮小し、結局鉄道は廃止となりました。
その、加茂市内にある、スキー場、夏はフラワーガーデンとなる場所に、蒲原鉄道の車両が3両展示されます。
その1両が、木造電車、モハ1です(写真)。冬にもシートを掛けず、雪の水分や融雪剤の害もあろうに、ほぼ塗装補修のみで維持されているようで、車体の大半が木製であることもあり、驚異的です。
車内(写真)。床の木材や、シートのモケットに至るまで綻びも無く、これは賞賛されます。
運転台(写真)。マスコン、エアブレーキ、後付けのインパネが目立ちます。右手奥には、ワンマン放送用の装置も追加されています。
雪国であり、多くは屋根を設け、そうでなければ冬囲いをするところ、それもなしにこの状態で維持出来るのは、「熱意」などと軽々しく言ってはいけない「情熱」を感じます。このまま、今後も維持して欲しいですね。
それでは、次回をお楽しみに。