それでは、今回は、引き続き長野車両センターネタをお届けしたいと思います。
リフティングに使用されるクハ115の、載せられる本来の台車(写真)。形式はTR62とされ、ディスクブレーキが特徴です。枕バネ、軸バネ共にコイルバネでした。
115系自体は優れた電車ですが、シートピッチ等の小変更はあるものの、同様な電車を20年あまり造り続けたのも、国鉄の沈滞化の象徴です。ただ、勾配線区用にノッチ戻しや勾配抑速ブレーキも装備し、現在もまだ現役車が多数活躍しますが、そろそろ心配な時期になってきました。長野地区は激減し、東で残るのは新潟地区のみとなっています。その意味では、中国地方は楽園でしょうが、そういって撮影の機会を逃さないようにしましょう。
それでは、次回をお楽しみに。