Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史と伝統#3

それでは、今回も引き続きJR東日本東京総合車両センターのイベントからお届けします。 写真は、電動機、MT68A(写真)。交流誘導電動機、出力は95kwですが、直流電動機150kw相当で、4M6Tで走ります。209系、E217系の電動機です。…

歴史と伝統#2

それでは、引き続き東京総合車両センターのイベントからお届けしたいと思います。 写真の鉄柱は、横須賀線逗子駅の旧跨線橋の支柱(写真)。明治期の支柱で、鉄道院新橋工場製、近代化初期の施設の一部です。 バリアフリー化で必要なくなり撤去、一部がこう…

歴史と伝統#1

それでは、今回からは、JR東日本東京総合車両センター(旧称「大井工場」)のイベントからお届けします。 写真は、センタートラバーサ(写真)。見てのとおりE233系が一部載っているので、動くところは見ることが出来ません。電動式、左側(南側)に集…

駅遠し#8

それでは、今回は、西武鉄道南入曽のイベントの最終回です。 写真は、20000系20057です(写真)。正面はフルカラーLED幕で、恐らくアルミ車体でしょう。 運転台(写真)。左手ワンハンドルマスコンで、右手にはダミーハンドルがあります。やは…

駅遠し#7

それでは、今回も引き続き西武鉄道南入曽のイベントからお届けします。 写真はクモハ2519のM台車、住友金属FS372Aです(写真)。ボルスタのある台車、軸箱支持は軸バネペデスタル式です。ボルスタアンカが特徴です。 調べると、この台車は新10…

駅遠し#6

それでは、今回も引き続き、西武南入曽のイベントからお届けします。 写真は、クモハ2519の、主抵抗器(写真)。抵抗体が多数並び、必要な電気抵抗を得ています。 昔は当たり前であったこの装置ですが、今では数を減らしています。東京や名古屋では、あ…

駅遠し#5

それでは、今回も引き続き西武鉄道南入曽のイベントからお届けします。 写真は、クハ2620です(写真)。西武新宿線の顔であった同形式、現在も地下鉄東西線に乗り入れを希望している西武新宿線の、東京メトロに合わせた4ドア車です。 池袋線では101…

駅遠し#4

それでは、今回も引き続き西武鉄道南入曽のイベントからお届けしたいと思います。 写真は、西武20000系20257の台車(写真)。新日鉄住金のSS150Aとされます。構造的には、軸バネとモノリンクで2点支持の、モノリンク式、ボルスタレス台車で…

駅遠し#3

それでは、今回も引き続き西武鉄道南入曽のイベントから、お届けします。 写真は、20000系20257のVVVF(インバータ)、及びその論理部です(写真)。論理部の操作で、モーターに最適な波形の電流を流す装置です。現代電車の最先端部分です。 …

駅遠し#2

それでは、今回も引き続き西武鉄道南入曽のイベントからお届けしたいと思います。 写真は、西武20000系20252床下の、「断流器」(写真)。主回路を過大な電流から保護する装置です。 現在の電車は随所にコンピューターを使用しており、これらの半…

駅遠し#1

それでは、今回からは西武鉄道新宿線南入曽のイベントからお届けします。 写真は、西武20000系20157です(写真)。地上用のVVVF車、これも「アルミ・ブルー」なのでしょうか。 この床下、最初の注目は、列車情報装置とATSです(写真)。列…

School#2

それでは、今回も「津山まなびの鉄道館」からお届けします。 写真は、鉄道館中心にある、転車台(写真)。DE50 1が載っています。 この転車台は使用可能で、時々に車両を載せ回転するイベントがあるようです。 その周りは、当然扇形庫です(写真)。現…

School#1

それでは、今回は、岡山県津山市「津山まなびの鉄道館」からお届けします。 昔は、期日限定で公開され、ボランティアが案内していた同施設ですが、収蔵車両数も増え、整備が進み、常設の博物館となりました。 車両は多数ありますが、今回はそのうちの1つ、…

風雪に耐え#36

それでは、今回は北海道の連載最終回です。 写真は、苫小牧市科学館にて保存される、C11 133です(写真)。苫小牧から分岐する日高本線でもC11は使用されていましたが、気動車化が早く、他線区のC11を持ってきました。 足回り(写真)。動輪が大…

風雪に耐え#35

それでは、三十余回続いた本連載も、いよいよ終盤に差しかかってきました。もう少しお付き合い下さい。 写真は、国鉄広尾線(廃止)愛国駅跡に保存される9600形、19671(写真)。駅ホーム前に留置されます。 愛国駅は有人駅だったのか、コンクリー…

風雪に耐え#34

それでは、今回も引き続き北海道の車両から見ていきたいと思います。 写真は、キハ22 221の台車(写真)。動台車を撮ったつもりでしたが、どうでしょうか。軸箱支持は、国鉄伝統のウイングバネ、台車下に梁が来る形の台車です。 特に気動車は、機関のD…

風雪に耐え#33

それでは、今日も引き続き北海道の保存車両からお届けしたいと思います。 写真は、国鉄広尾線(廃止)幸福駅跡に保存される、キハ22 221(写真)。こちらは、首都圏色(タラコ色)に塗られています。 運転台(写真)。内地のものと基本的には共通ですが…

風雪に耐え#32

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両をお届けしたいと思います。 今回は、先回と同じ北見相生のスハフ42 502です(写真)。スハ43形、ボックスシート形の客車でしたが、現在は座席を取り払い、畳敷きで宿泊出来る施設になっています。 その台車…

風雪に耐え#31

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両を見ていきたいと思います。 写真は、国鉄相生線(廃止)北見相生駅跡(現「道の駅あいおい」)にて保存される、キハ22 69です(写真)。キハ20系気動車の北海道仕様車、酷耐寒耐雪になっています。 エンジン…

風雪に耐え#30

それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両を見ていきたいと思います。 写真は、国鉄湧網線(廃止)佐呂間駅跡にある郵便荷物客車、スユニ50 517(写真)。客車の500番代は、北海道仕様車です。車体は50系客車と揃っていますが、台車は旧式客車…

風雪に耐え#29

それでは、今回も引き続き北海道の保存車両をお届けします。 写真は、国鉄湧網線(廃止)佐呂間駅跡に保存される、D51 565(写真)。いわゆる「標準形」と呼ばれる時代のD51です。 外側の状態は良いらしく、黒光りしています。 ホーム跡からキャブ…

風雪に耐え#28

それでは、今回も引き続き、北海道の保存車両を見ていきたいと思います。 写真は、国鉄渚滑線(廃止)北見滝ノ上駅跡近くにある資料館に保存される、ラッセル車キ277(写真)。キ100形最終期のロットで、多少外観が変わっています。 除雪車の冬の格闘…

風雪に耐え#27

それでは、名寄の「キマロキ」、最終回をお届けします。 写真は、D51 398(写真)。国鉄SL最多両数を誇るD51、その安定した時期の1輌です。 足回り(写真)。1D1のミカド形、日本型SLの典型です。 キャブ(写真)。水面計が1つ割れており…

風雪に耐え#26

それでは、今回も名寄の「キマロキ」をお届けしたいと思います。 写真は、キ604、ロータリー車です(写真)。SL並みの巨体に、ボギー車のテンダを従え、自力走行は出来ませんが、巨大なパワーを持った機械であることが分かります。 ロータリー羽根真後…

風雪に耐え#25

それでは、今回も引き続き「キマロキ」をお届けしたいと思います。 写真は、キ911(写真)。車両種別は「マックレー車」、ロータリー車の前に雪を掻き寄せる車両で。DD14やDD53などの羽根に相当します。 小樽総合博物館にも同じマックレー車があ…

風雪に耐え#24

それでは、今回は、名寄の「キマロキ」を、先頭から見ていきたいと思います。 先頭は、9600形59601です(写真)。9600形502両目です。 軸配置は1Dのコンソリデーションです(写真)。3番目が主動輪のようです。 キャブ(写真)。屋外の開…

風雪に耐え#23

それでは、今回も引き続き北海道からお届けしたいと思います。 写真は、名寄市、国鉄・JR名寄本線(廃止)本線上に展示される、キマロキ編成(写真)。SL時代の最強除雪ユニット、機関車、マックレー車、ロータリー車、機関車の頭文字を取ってキマロキと…

風雪に耐え#22

それでは、今回も引き続き、北海道の写真からお届けしたいと思います。 写真は、国鉄士幌線(廃止)旧線、タウシュベツ橋梁です(写真)。糠平ダム建設で水没することになったため新線に切り替えられましたが、後に新線部分はバス代行となり、結局全線廃止さ…