Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

官線の名残

それでは、今日は、「京福電鉄」改め「えちぜん鉄道」三国港からお届けします。 写真は、三国港駅少し福井方の、煉瓦アーチ橋です(写真)。しかも、線路に対し斜めに架かっていることから、「ねじりまんぼ」で、斜めにねじれて積まれているのです。 この橋…

再起はあるのか?

それでは、今日は、ところ変わって北海道からお届けしたいと思います。 北海道を旅行中、札幌から函館に行くのに、特急に乗れば良いところ、小樽から普通列車に乗りました。勿論「ウイスキーの聖地」に行きたいからですが、その後、延々と続く普通列車の、ロ…

瞼の恋人

それでは、今回は、ところ変わって「北近畿タンゴ鉄道」、現在の「京都丹後鉄道」、宮福線からお届けします。 宮福線に乗っても、JR115系電車や、KTR700形ばかりで、なかなか巡り会えなかったMF形。MF100も僅か、増してMF200はいつも…

戦力外となっても#2

それでは、今回も引き続き、豊橋鉄道渥美線退役車両をお届けします。 デワ11の隣には、デキ211が停まります(写真)。クリームにスカーレットの帯は、豊鉄らしいとも、名鉄特急の一時のストロークリームとも思われます。 運転台(写真)。大型の、おそ…

戦力外となっても#1

それでは、今回は、豊橋鉄道引退車両をお届けします。 写真は、渥美線デワ11です(写真)。電動貨車、二軸単車で半鋼製の車両です。田原市内の農業公園にて保存されます。 運転台(写真)。マスコンとハンドブレーキのみで、エアブレーキも無く、単行を前…

大外回り#3

それでは今回は、名鉄三河線、海線の廃線跡を辿る旅の、最終回です。 旧一色町内は、廃線跡が道路と少し離れた場所を通るため、よく分かりません。そのまま、旧吉良町に来てしまいました。 写真は吉良吉田駅、蒲郡線として残る旧三河線が、西尾線と合流する…

大外回り#2

それでは、今回も、引き続き名鉄三河線関連をお届けしたいと思います。 碧南市から矢作川を渡り、対岸の、旧「一色町」(現「西尾市」)の、県道に架かる高架橋(写真)。普通の鉄道高架橋です。 この、北側(写真)。道路を跨ぐために、計画的に勾配を登り…

大外回り#1

それでは、今日からは、名鉄三河線(部分廃止)関連の写真をお届けしたいと思います。 最初に行ったのは、碧南。かつては、ここから市街地を大回りして一色方面を目指していました。それは走ってショートカットすれば追いつくほど、とのことでした。 スーパ…

真夏の涼感#5

それでは、今回は、近鉄奈良線旧生駒トンネル最終回です。 トンネルの途中に、北側に分岐するトンネルがあり、そこに手書き風の「石切開閉所」との看板があります(写真)。 ここから、広いトンネルが分岐しています。 その先は、少し下っています(写真)。…

真夏の涼感#4

それでは、生駒トンネルの連載を、続けていきたいと思います。 その、鉄の扉が開きます(写真、後の撮影)。順番に、中に入っていきます。 トンネルを伝い、進んでいきます(写真)。 その奥で、先が見えますが、立入禁止です(写真)。この先は現在の奈良線…

真夏の涼感#3

それでは、連載は、旧生駒トンネルの中へと入っていきます。 間もなく、トンネルの中は、8月の真夏の時期ながら、一気に温度が下がります。そう、地中なので、外気ほど温度変化が無いのです。間もなく、涼しい位の温度になります。ただ、支給のビニールのレ…

真夏の涼感#2

それでは、連載を続けていきたいと思います。 「孔舎衛坂」駅跡の後には、封鎖されたトンネルがあります(写真)。これが、この連載の主役です。そう、近鉄奈良線旧生駒トンネルです。 近鉄の前身「大阪電気軌道」が、資本金の半分、社運を賭けて生駒山脈の…

真夏の涼感#1

それでは、今回から数回にかけて、鉄道遺構について連載して行きたいと思います。 近鉄奈良線石切駅に集合し、ツアーに参加します。目指すは、金網の内側の、コンクリートで地面を固めた場所です(写真)。どういう場所でしょうか。 進むと、両側に対向式の…

貴重なイベント#7

それでは、今回は、名鉄のイベントから、最終回です。 今回は、旧来の台車、D-16です(写真)。日車製の台車、戦前形の棒鋼組立台車枠の、吊掛台車で、アメリカ、ボールドウィン社に起源を持つ台車だそうです。イコライザーで軸箱を支持し、それに2つの…

貴重なイベント#6

それでは、今日は、引き続き名鉄のイベント、名鉄資料館からお届けします。 写真は、国鉄の特急愛称表示のようです。しかし、それは違います。名鉄発高山本線直通特急「北アルプス」のものです。 戦前から、名古屋発の電車が、新鵜沼から高山本線に入り、S…

貴重なイベント#5

それでは、先回に引き続き、名鉄のイベントからお届けします。 写真の物体は、何か分からない人が、今は多いと思います。これは、パノラマカーの行先表示器で、目的地が増えたために設けられたものです。一般形は「逆富士型」と言われ、これは白帯車(特急運…

貴重なイベント#4

それでは、今回も引き続き名鉄のイベント関連をお届けします。 名鉄資料館に入ります。入って、先ず最初に見たいのは、7000系「パノラマカー」の、特急エンブレム(写真)。デビュー時の愛称、「Phoenix」の刻印も入ります。 茶や紺や黒の車両た…

貴重なイベント#3

それでは、今回は、名鉄のイベント関連をお届けします。 3つ目が、メイン会場で、可児市内の「名鉄資料館」です。「日本ライン今渡」から歩くこと20分以上、夏の時期で、大変でした。他の会場を捨て車か、あるいは駅からタクシーが快適です。 資料館には…

貴重なイベント#2

それでは、今回も引き続き、名鉄のイベント関連をお届けしたいと思います。 名鉄の電気機関車は、EL120が新製され、、デキ400形、デキ600形が全廃になったのは記憶に新しいところですが、それより古いはずのデキ300形は、牽引車代用で現在も残…

貴重なイベント#1

それでは、今日は、名鉄のイベントからお届けしたいと思います。 名鉄は、一般向けの「電車まつり」のようなことはあまりしませんが、毎年8月頃にいくつかの会場に分かれイベントを行うことがあります。今回は、そんなイベントからです。名古屋市地下鉄鶴舞…

保存状態良好#7

それでは、今日は、新潟交通(鉄道廃止)月潟最終回です。 今日は、モハ11、旅客電車です。いわゆる「日車標準車体」と呼ばれるもので、旧式な電車の足回りを再利用して、新しい車体を載せた、リサイクル電車です。 よく見ると、普通の電車ですが、足回り…

保存状態良好#6

それでは、今回も引き続き新潟交通(鉄道廃止)月潟からお届けします。 キ116を後押しするのは、モニ51(写真)。半鋼製の荷物電車でした。 モニ51の、運転台(写真)。少し古い、インパネも無く、計器も僅かな運転台です。 荷物電車としての必要が無…

保存状態良好#5

それでは、今日は、「新潟交通」(鉄道廃止)の、保存車両をお届けします。 新潟市南区、旧月潟村月潟駅跡に、新潟交通の車両が3両保存されています。 今回取り上げるのは、ラッセル車、キ116です(写真)。おそらく国鉄キ100形の払い下げを受けたも…

保存状態良好#4

それでは、今日は、引き続き「蒲原鉄道」(鉄道廃止)の保存車両をお届けします。 写真の凸型電機は、ED1です(写真)。貨物用の電気機関車でした。 階段があるので、中に入ります。 キャブ(写真)。運転装置は、兼用では無く、前後計2か所にあります。…

保存状態良好#3

それでは、今回は、引き続き「蒲原鉄道」(鉄道廃止)の保存車両を紹介したいと思います。 加茂市の、冬はスキー場、夏はフラワーガーデンとなる場所の、保存2両目は、モハ61です(写真)。 車内の様子(写真)。側面は金属とプラスチック、鋼材の部分が…

保存状態良好#2

それでは、今回は、引き続き蒲原鉄道をお届けしたいと思います。 蒲原鉄道は、起点が五泉で、かつての終点は、加茂でした。以降、部分廃止で村松まで縮小し、結局鉄道は廃止となりました。 その、加茂市内にある、スキー場、夏はフラワーガーデンとなる場所…

保存状態良好#1

それでは、今回は、蒲原鉄道(鉄道廃止、バス会社として営業)の、旧車をお届けしたいと思います。 最初の、そして最後の起点であった五泉駅のある五泉市、五泉市役所近くの公園には、蒲原鉄道モハ41が保存されます(写真)。半鋼製の同車、屋根付きの保存…

整備から製造へ

それでは、今回は、引き続き新津車両製作所からお届けします。 写真は、埼京線用E233系を載せる、トラバーサ(写真)。運ぶのが新車になったこともあり、屋根が付いています。動力は、手前側方に張られた2本の架線からパンタグラフ集電しており、電動の…

全自動式

それでは、今日は、新津車両製作所を見ていきたいと思います。 まだ、「総合車両製作所」が出来る前、まだJR東日本の製作所であった頃の写真で、これは台車枠製造ロボットです(写真)。必要な部品を取り、電気溶接で組み立てる、全自動のロボットです。当…

遺されたもの

それでは、今日は、新潟市新津の転車台をお届けします。 街の大半が鉄道関係者といわれた新津市は、車両整備工場も、鉄道学園もありましたが、学校に行かず国鉄に就職したのは今は昔、高卒や大卒で充足するようになり、鉄道学園は地元に移管、新津工場は車両…