Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

三線軌条#2

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 それでは、今回も引き続き、JR東日本秋田車両センターのイベントからお届けします。

 ED75 767の隣は、EF81 136です(写真)。交流電車の郡山入場の介添え役として、連結器が双頭連結器、またブレーキホースやジャンパ栓が輻輳しています。

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 1位側の台車(写真)。DT138、ステップが組み込まれます。軸箱支持は、特徴的なものです。

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 中間台車(写真)。DT139、左右にもずれることの出来る構造になっています。

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 2位側の台車(写真)。DT138、対称となっています。

 EF65に交流変換装置を装備したような形となり、設計は標準的でしたが、当時の交流電機に比較すると交流区間での性能が平凡で、交流機器増加で空転防止がEF65よりも簡易となるとのことで、粘着性の面では少々問題があったようですが、EF510が製造されるまで、EF80引退後唯一の両用電機となっていたようです。そのため、JR貨物が少数ながら、450番代、500番代を製造、輸送力を確保していました。

 現在では大量の廃車が発生しつつある同形式、如何に猫跨ぎしていたか、反省しきりです。

 それでは、次回をお楽しみに。