Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

揺り籠から#2

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 それでは、今回も引き続き、JR東日本長野車輌センターからお届けします。

 今回も、取り上げるのは、D51 486です(写真)。国鉄長野工場製、生涯を長野で過ごした1両です。

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 SLの最重要部品、シリンダーと走り装置です(写真)。ボックス形の動輪に、ワルシャート式の弁装置、これで前後運動が回転運動に変わり、走行出来ます。停止位置は、決まっているでしょうか。

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 テンダー(炭水車)の、前側の台車(写真)。車両によっては3軸もありますが、これはボギー車です。板バネの軸バネ、軸受けは油を差す平軸受けのようです。

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 後側の台車(写真)。これも同構造、軸箱支持は軸バネになっています。

 今ならボールベアリング等を使用するでしょうが、当時は無かったようで、このような構造です。戦前、昭和初期のもの、今は平成も終わり、はるか昔のようです。

 それでは、次回をお楽しみに。