Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

大正期まで#10

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 それでは、今回からは、網走本線、池北線、後のちほく鉄道ふるさと銀河線(廃止)、陸別駅にて保存される車両たちを紹介していきたいと思います。

 写真は、CR75-1です(写真)。多数派を占めたCR70形とほぼ同じ新潟鐵工所(現「新潟トランシス」)の「軽快気動車」ですが、乗車定員が少なく、自動販売機が設置されています。現在も、陸別で動態保存となっています。

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 その、台車(写真)。NP122とされますが、DかTかは分かりません。軸バネペデスタル式、枕バネは空気バネで、住友金属の陽刻も確認出来ます。完全なボルスタ台車です。

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 もう一方の台車(写真)。これも同じ、しかしDかTかは分かりません。

 国鉄から第三セクターに切り替わり、軽快気動車で経営改善を図りましたが、経営安定化基金が底をつき、結果廃止となったのは残念です。

 旭川から網走へは、今では石北本線遠軽経由となり、かなり短縮されましたが、昔は十勝地方、池田まで下がってから続く線路であり、網走は正に地の果てであったわけです。当時の土木技術が原因ですが、何と遠かったのでしょうか。昔は、大変でした。

 それでは、次回をお楽しみに。