Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

坂の途中

f:id:seichiro0:20181119222234j:plain

 それでは、今回は、木次線出雲坂根をお届けします。

 出雲坂根は、JR西日本最高地点駅である三井野原の、一つ宍道寄りの駅です。工事も困難で、開通後も厳しい勾配の最中で、水分補給出来たのはSL時代には大きなことです。しかし、現在給水施設はありません。現在も「延命水」として残りますが、湧出量はかなり減った感じです。

f:id:seichiro0:20181119222331j:plain

 駅南方には、2方向に線路が続きます(写真)。右側から登っていくのが三井野原方面で、途中再びスイッチバックがあり、それを折り返し三井野原へと続きます。左から下るのが木次・宍道方面で、上下ともこちら側に進みます。

f:id:seichiro0:20181119222345j:plain

 そのため、駅の北側は、機回しのスペースのみで、他のどの駅とも繋がっていません。多分線路が集まった先に、車止めがある筈ですが、そこまで神経が行き届きませんでした。

 苦心の末開業した鉄道も、その後の他の交通機関の発達により、鉄道として維持することが難しくなる路線も多く、災害を機に廃止となったりすることも多く、それで随分悲しい鉄道を見てきた気がします。まず自分が鉄道利用するのも当然ですが、なんとかならないのでしょうか。

 それでは、次回をお楽しみに。