Tetsu Construction

こんな、構造物なんだ!

元は兼業#12

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 それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。

 写真は、長物車、チ11です(写真)。チ12とペアで、短尺レールを運搬します。上部にはレールを載せる台と、レールを吊り上げるクレーンがあります。その後のコキ改造車は車体が魚腹式になっていますが、これはそうでは無く、その辺の古さも感じます。

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 その、足回り(写真)。台車は住友金属(現「新日鐵住金」)FS40というのが見えます。本体部と比べても台車は履き替えたのでは無いかという位新しいです。

 構造的にはボルスタ台車、大きなボルスタアンカが特徴で、軸箱支持は軸バネペデスタル式、ブレーキは各軸シリンダーの両抱え式です。外側には、大型の排障器が装備されます。

 たかが貨車ですが、注視すると、色々なことが分かります。これらの違いの大半を把握すれば、その人は「プロフェッサー」と呼ばれるべきでしょう。深い沼です。

 それでは、次回をお楽しみに。