それでは、今回も引き続き、近江鉄道彦根のイベントからお届けします。
写真は、ED14 4です(写真)。電化初期に米国GEにて製造された、舶来機です。
近江鉄道でも貨物輸送が減少し休車となった後に、茶色塗装が復元され現在に至りますが、永く再塗装がされていないせいか、塗装が傷んできました。
その、台車(写真)。軸箱支持は、板バネによる軸バネペデスタル式で、前後の板バネの片側が、台車中間で釣合を取っている形になっています。イコライザー台車の原形とも呼ぶべき形なのでしょう。正に、初期の形です。
本線電化は大正期に始まりますが、初期は輸入機に頼り、各国から輸入され、その整備から技術を学び、やがて国産に至ります。その過程からも、重要な遺産であることは間違いありません。
それでは、次回をお楽しみに。