それでは、今回も引き続き、東武鉄道南栗橋のイベントからお届けします。
今回の写真は、MG、電動発電機です(写真)。架線の直流電力から、制御系、他サービス設備用の交流電力を得るための装置、機番はCLG703、容量75kVAです。8000系等に用いられるものでしょう。
冷房電源用に大型のものが使用されるようになりましたが、回転部分等のメンテナンスがあり、現在ではメンテナンスフリーの半導体装置SIV、スタティックインバーターが主流となっています。
余談ですが、VVVF創生期には、外部から三相交流を送る方法が無く、そのため架線電源でMGを回し三相交流電力を得るという方法が採られました。当時の変換効率の悪さのため早期に中止となりましたが、この時の経験が現在のVVVFに繋がっているのでした。
それでは、次回をお楽しみに。